子どもを出産した時は、当然のことながら 「冷えとり」 の存在を知りませんでした。
冷えとりという健康法を耳にしたのは、
逆子が治らず一ヶ月入院し、そのまま帝王切開という不本意な方法で出産し、
その後母乳育児でつまづいた、ボロボロの状態の時でした。
その時は冷えとり健康法を実践するには至らなかったものの、
主食を玄米に変えたり、白いものよりも黒いものをチョイスするように心がけたりと、
冷えとり生活を食生活の面から実行する下地はこの頃からできていたように思います。
ところで出産ですが、
帝王切開にはなってしまったものの、妊娠・出産自体はとても順調なものでした。
一ヶ月の入院生活と、術後の痛みには辟易でしたが、
出産を終え体が回復していくにつれ、
「体が新しく生まれ変わったような」気分で過ごしていました。
でもそれは気分的なものだけではなく、確かに体がすっきりとしたような。
それまでなんとなくだけど気になっていたものを、子供と一緒に産み落としちゃったみたいな。
なんでも、人ができる一番のデトックス(=毒出し)は 出産なのだそうですよ。
まぁ、そうちょくちょく出せるものでもありませんが
でもそう聞いて、自分の体験と照らし合わせ、妙に納得してしまいました。
昔から、厄年に出産すると
「厄払いをしなくてもいい」
「出産で厄を落としたことになる」
と言われているそうですが、厄除け=毒出しととらえていたのかもしれませんね。
ところで、出産で毒だししちゃってスッキリ~な私ですが、
息子が私の毒をしっかり吸い取って生まれてきちゃったのか・・・
お腹が弱かったり体の冷えが強かったりと、いろいろ気になる点が。
本当は彼に冷えとりをしてもらいたいけど・・・
なかなか難しいです。
こんなことなら、私が毒を溜め込んでいたかった~。
と後悔する今日この頃。
出来ることなら、冷えとりを知った体で妊婦になりたかった・・・
などと思ってしまうのです。
今現在ベビ待ち冷えとりさんや 冷えとり妊婦さんがうらやましいです~