冷えとりを始めて少し経った頃から、両足のすね・足首付近が猛烈に痒くなりました。
これは冷えとりのめんげんとしては超メジャーな現象で、体の毒素が外に出ている良い傾向なのだとか。
これが毒素が出せない状態だと、体の中に留まって「悪さ」をするそうで、冷えとりの進藤さんによると、「痒いものは掻(か)け」という いたってシンプルなお答え。
掻くことで、どんどん悪いものが外に出て行くというのです。
掻き壊さないよう慎重につき合ってきた結果
冷えとりをしている方のブログを拝見すると、それはそれはもう、痛々しく掻き壊しためんげんの写真がたくさんありました。
私はといえば、めんげん自体を未だに素直に受け取っていないタイプ。
あまりなんでもかんでも「めんげん」で済ませることが、どうも納得できないでいるので。
だから、私の場合は めんげん云々よりも、「痒いからかく」という方向性からポリポリとかいていました。
・・・とはいえ、例え見えない部分・積極的に見せない部分ではあっても、体に傷が残るのはあまり嬉しい事ではありません。
だから「掻く」と言っても、ペンペンと叩いたり、上から押さえるようにしてみたり、あまり力を入れずにそ~っと掻いてみたりと、それこそご機嫌を伺うように(傷として残らないように)掻いていたのです。
そんなことを続けていたある日、フトした瞬間に足首のあたりに「パリッ」とした感触がありました。
ひどい掻き壊しに光が
その「パリッ」は1日のうちに何度かあり、次第に気になる痛みに変わるようになりました。そしてその「パリッ」の正体は、半身浴をしようとした時に服をぬいでわかりました。

とうとうよく写真で見ていた例のあのすねになってしまったのです。あんなに気をつけていたにもかかわらず。まだ規模は小さいものの、これはかなりショックでした。
ただ、ショックを受けながらも、フト不思議に感じてもいました。

もしかしたらこれは自然の成り行き、冷えとりを続けていたらなるべくしてなったものなのかもしれませんが、その時の私にはまだ事実を受け入れる覚悟がなかったのかもしれません。
そしてとうとう最悪の事態を迎えることになります。
ずりむけた範囲は日に日に広くなり、ちょっと動くたびに靴下と皮膚がバリッとはがれる感覚があり、痛くて思わず小さな悲鳴が出るほどになったのです。
恐る恐る痛む部分を見てみると、傷の部分を覆っていた靴下には黄色い汁が。
そうこうしているうちに、最初は右足だけだったものが左足にもでき始め、両足が動くたびにバリッバリッとはがれる感覚がつきまとうようになりました。
ただ面白いことに、お湯につかる際には傷口がピリッと痛むものの、半身浴をしている間は(患部がお湯に使っている間)痛みをほぼ感じないでいられるのです。
これは患部がお湯につかることで毒素を流している・・・のでしょうか?
そうなると痛みの受け取り方は変わってきます。痛みに弱い私は患部に薬をつけたい衝動に駆られていましたが、せっかくなので毒素を流し出すという毒出しを試してみよう!
いつまで痛みと付き合えるかわかりませんが・・・