昔から涙もろい方ではありましたが、その涙の質がこころのころ変化してきたような気がします。
涙の出方が変わってきたというか。
表面上のことよりも、もっと深い感情の動きに揺さぶられる
Gogland Island, Baltic Sea / Mustang Joe
以前はドラマや映画を見ていると、
「作り手が感動させたい・泣かせたい場面でまんまと泣いていた」
という感じでした。
多分これは大方の人が同じだと思います。泣かせようとしているわけではなくても、物語やドキュメントの山場になれば、見ているこちら側も感情が高ぶり揺さぶられ、その結果涙が出るというのは普通のことでしょう。
昨年大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」でも、涙をハンカチでぬぐったり、鼻水をすするのは他の観客と同じでした。
今もそういう部分は変わってはいないのですが、なんといえばいいのでしょうか、もっと感情の波が豊かになったという感じ?
感動的なシーンではなくても、人の心のひだに触れた時にぐっときたり、自分が考える優しさに触れた時に、あっという間に涙が込み上げてきたり。
これが暗い映画館だったり家でテレビを見ている時ならいいのですが、どこでもかしこでも感情の波がやってくるので困ったものです^^;
時には外出先でそういう場面に出会ってしまってうっかり涙が出そうになってしまったりして、バツが悪いやら恥ずかしいやらで、「えへへ~」と笑うしかないことも。
より子供のようになった、という感じでしょうか。いや、子供というよりは赤ちゃん?
赤ちゃんというのはずいぶんと大きな(笑)赤ちゃんではありますが・・・
心のひだが柔らかくなったというか、生まれてから元々持っていたピュアな部分が成長と共にいい意味でも蓋をされていき・・・
それがここにきてふたが外れかかっている、そんなイメージです。
でもこれは良い事だと思っているのです。感情に蓋をしてしまったら、あふれ出て来た感情はどうすればいいのか?ということだろうし。
心が揺さぶられるたびに、その都度素直に感情を出していけば、心に溜めこむものがなくなって行きますよね。
私には蓋を開けることが必要だったし、もうこれ以上溜め込むことはできなくなっていたのかもしれないな~と思ったり。
ちゃんといいタイミングで、ちゃんと蓋を開ける時がやってくるものなのですね。
そして冷えとり的には、
「泣くことも毒出しの一つ」。
身体の悪いところというよりも、心の中にある何かの毒を出す役目なのでしょうね。
身体が整うことで心も整っていくのかもしれません。それが私の場合は冷えとりを続けたことであって、手段は何でもよかったのだと思います。その人が信じて・気持ちよく感じて続けられることならば。
そう思うと、やっぱり涙もめんげんなのですよね~。
私の冷えとりめんげんは、痒みと涙、かも(笑)