少し前に、冷えとりを始めてからむずむず脚症候群のような症状が出始めたけれど、これは冷えとりのめんげんでしょうか?という質問をいただきました。ありがとうございます^^
冷えとりの本には、
「冷えとりを始めてから起きた症状は全てめんげんです」
とあります。私も冷えとり健康法を始めて以来、気になった症状は全てめんげんだと思うようにしていました。
ただ、むずむず脚症候群に関しては私が考える理由みたいなものがあるので、それを書いてみたいと思います。
むずむず脚症候群とは?
まず、私が一番最初にむずむず脚症候群の症状があらわれたのは妊娠をしている時でした。
当時短期ではありますが入院をしていて、点滴をして一日中ベッドに寝ている入院生活を送っていました。
ある時急に右足がむず痒くなったのですが、掻いても掻いても「本当に痒い場所」が見当たらず。一番近い感覚だったのが、
「骨が痒い」
でした。
担当医にもそのことを話したのですが、当時はまだむずむず脚症候群という言葉などなく、医者にも「気のせい」で済まされてしまったのです。
当然気のせいなどではなく本当に骨の周辺がむずむずと痒いわけで、どうにもならない感覚をずっと抱えたまま入院生活を過ごしました。
その後、足がむずむずする・足の内側を虫が這っているような不快な症状を「むずむず脚症候群」と呼ぶことを知った時は、心の底からスッキリしたものでした。
【むずむず脚症候群の4つの特徴的なサイン】
① 脚の不快な感覚と、脚を動かしたいという強い欲求がある
② じっとしている時に症状があらわれる、または強まる
③ 脚を動かすことで症状が軽くなる、または消える
④ 夕方から夜にかけて症状があらわれる、または強まる
むずむず脚症候群の原因は?
出産してからは慣れない育児に忙しく、気が付けばむずむずする足の症状は消えていたのです。そしてあれから時は経ち、数年前に急にむずむず脚症候群が復活しました。
ところで、むずむず脚症候群の原因はどんなものがあるのでしょうか。私は自身の経験である「妊娠中に発症」という事を踏まえ、「鉄分不足が関係するのでは?」と予測を立てました。
その予測は的中、
「遺伝性、鉄の欠乏(または代謝異常)、脳内のドパミン神経機能障害などが関与している可能性がある」
とのこと。
鉄分不足だけが原因ではなさそうですが、鉄分不足をきっかけに発症する確率は高いのでは?と私は感じています。
むずむず脚症候群の対処法
ではなぜ、鉄分が不足しがちだとされている妊娠中だけでなく、今発症したのでしょう。
出産後は一度も発症していなかったむずむず脚症候群ですが、再び発症した時点でそれまでと違ったことをやっているか?と言われたらそれは冷えとり!
冷えとり靴下の重ね履きは関係ないと思われますが、冷えとり半身浴中のこれまでにないような発汗がむずむず脚症候群の引き金になったのでは?と感じています。
というのも、汗でナトリウム・カリウム ・水溶性のビタミンB1・ビタミンB2などが流れ出てしまうのだとか。鉄分が直接流れ出る・・・という報告は見当たりませんが、夏になるとむずむず脚症候群の患者が増えるということがその関係性をあらわしているのでは?と思っています。
知り合いに看護師がいるので聞いてみたところ、
「そういう人は夏に水じゃなくスポーツドリンクを飲むといいよ」
と教えてもらったので、それ以来、汗をたくさんかいた時にはスポーツドリンクを飲むようにしています。
また、最近ではホットヨガを始めたこともあり、毎日スポーツドリンクを飲むのは糖分が気になるため、マルチビタミンのサプリも摂っています。
これらのおかげで、むずむず脚症候群の症状はかなり収まっています。以前は夜中に目が覚めて眠れないこともありましたが、今は全くなくなりました。
むずむず脚症候群は冷えとりのめんげんなのか?
そして最後になってしまいましたが、むずむず脚症候群は冷えとりのめんげんなのか?という質問に対する答えは
めんげんとも言えるし、めんげんとも言えない
です。
まず、めんげんとも言えるという根拠としては、むずむず脚症候群が再び発症したのは冷えとり健康法を始めてからということ。
きっかけは冷えとり半身浴による発汗ですから、冷えとりをしたことで発症したと言ってもいいかもしれません。
では、めんげんとは言えないという事に関しては、これは個人的な意見ですがめんげんとも違うかな、という気がしています。
めんげんというと、もっと皮膚に出たりするイメージが強すぎるからかもしれません。そしてもっと言ってしまえば、めんげんとか好転反応とか、どうしてもそれらの言葉に拒否反応があるからかもしれません。
物事が変化する場合において、正反対のことが起こるというのは理解しているのですが、どうしても今一つストンと腑に落ちないところがあるのは事実。
今私が感じることとしては、めんげんにこだわらなくてもいいのでは?ということ。
気になっていたことが改善されればそれでハッピー♪
そして多分、本当にめんげんというものが出ている時は、それが苦しいと思わないのでは?と思うのです。そういう意味ではむずむず脚症候群は不快なので(笑)めんげんではないかな、と。
もちろん、今回書いたことはあくまでも私個人の主観なのでご了承ください。
症状が気になるならば迷わず医療機関を受診することも大切だと思います。
安心を得るのも新たな冷えを作りださない方法です(^-^)