冷えとりのめんげんは、体が冷えることや食べ過ぎ等で体のさまざまな部分にあらわれます。手の指から出るめんげんもその一つです。
めんげんが出るのは時には辛いこともありますが、体が悪いところを出しているということでもあります。めんげんが出せずにため込んでしまうことで、治療が必要な病気になることも。
進藤先生によれば「めんげんは受け止める準備の出来た人にあらわれる」というようなこともおっしゃっていましたから、めんげんを必要以上に怖がらずに受け入れてみるのもいいかもしれません。
手から出る毒出しの症状例
手から出る毒出しの症状例を図にしてみました。参考にしてみてくださいね。
手から出る毒出しの症状としては、水荒れ・しもやけ・傷・いぼ・水虫・突き指・骨折・火傷などがあります。突き指や骨折も意外ですが冷えとりのめんげんとされています。
突き指や骨折などのケガが?と思われるかもしれませんが、ケガは緊急性の高い時に出るめんげんと言われています。
これはどういうことかと言うと、くしゃみや咳・汗などが日常的な毒出しとすれば、頭痛や嘔吐・腹痛などは体の深い部分からの毒出しなのだそうで、それでも足りないような、このままでは大変というような緊急性が高い時にはケガという形の毒出しになるのだとか。
今回は手から出る毒出しに関して書いていますが、手のそれぞれの場所に毒出しの意味があります。以下の通りです。
親指(外側) 胃(消化器)
親指(内側) 肝臓
人差し指 肺
中指 心臓
薬指 肝臓・胆のう
小指 腎臓・膀胱・性器
手のひら 肺
「爪もみ健康法」というのもあるそうなので、気になる指の爪をもんでみるのもいいかもしれません。
青山・まだらめクリニックの院長・班目健夫先生が教えるやり方はこう。
- 親指と人差し指で爪の生え際をつまみ、少し痛いくらい強めに押さえる
- 指の根元、第三関節を軸に指を左右にひねる(指1本30回、左右すべての指に)
たったこれだけ!これだけですが、爪もみ指回しで刺激を与えることで、温かい動脈血が静脈に流れ、指先だけでなく全身の体温が上がり、結果それが冷えの改善につながるとのこと。
また、内臓に流れる血液量が増加することで内臓機能が良くなり、リンパ球数も増えるため、爪もみ指回しを繰り返すことで免疫力がアップしたり風邪などをひきにくい身体になる効果が期待できるそうですよ。
道具もいらずに気づいた時にサッとできるのがいいですね。
右手の人差し指に出るめんげんの原因
人差し指に出るめんげんは肺の毒出しです。また、体左側は新しい毒・右側は奥深い毒と言われているので、右手の人差し指に出ているめんげんであれば、奥深い毒が出ているのかもしれませんね。
いずれにせよ、めんげんが出ている時にやることは同じです。
下半身をあたためる(靴下の重ね履き・半身浴)
小食にする(食べ過ぎているようであれば食べる量を調節する)
ストレスをためない(めんげんでくよくよせずに受け止める)
簡単なようでこれが難しいのですが(^_^;)