ここ二週間ほど、熱が出て下がるまでかなりしんどい生活をしていましたが、
不思議なことに、足の痒みはピタッと治まっていました。
熱が出る前から、もう以前のような激しい我慢できない痒みは治まっていたのですが、
その時とは違う、不思議な感覚でした。
まるで雪が降って、全ての音を吸い取ってしまっている夜のような。
・・・って、例えが分かりずらいですね。
なんといえばいいのでしょう、
ただ 「痒くない」 というのではなく、
「ひっそりと身を沈めてる」 というような感覚だったのです。
その時に感じたのが、
「体調がいいからこそ、体は毒を出せる」
ということ。
痒くて痒くて、掻きむしって傷ができていた時は
「一体いつまでこんなことが続くのか・・・」
と落ち込んでいましたが、 いざ体調が悪くなってみれば、
めんげんすら 「体調の良いことのしるし」 と気づかされます。
熱でいくらかの毒は出せたと思うし、
冷えとり的に考えると 「出るものは全部めんげん」 だから熱もめんげんかもしれません。
でも、炎症を抑えるために薬を飲んでしまったわけで。
「きっと熱が下がって体調がよくなったら、体のどこかから毒だしするんだろうな~」
とちょっとドキドキしていました。
で、やっぱり出た!
その場所は やはり同じ場所、膝下の痒みという形で。
冷えとりを始めて最初のめんげんとして
「体中に湿疹ができる」
というのが多いようですが、私の場合はやっぱり 「足の痒み」。
それも、膝下限定。
飲んだ薬の分だけ毒は出さなきゃならないとはわかっていましたが、
いざあの痒みが来ると、その後の傷を考えてついつい抑え目でかいてしまいます。
ボリボリ、ではなく、ポリポリ?
ところがところが、
どんなに優しく掻こうがなんだろうが、嗚呼、その日の夜にはやはり傷ができてしまい・・・
歩くたびに、液がついた靴下が 「ペリッ」!
ということはもしかしたら、
「傷ができることが必要」
なのかも?
掻いて傷ができて、そこから毒を出すというのが、もしかしたら私の体に必要なことなのかも。
いずれにせよ、五日分の薬の代償はここにきて出始めたようです