前々からこのブログでも書いているように、子供の頃から「手掌多汗症(手足多汗症)」に悩まされていました。
芸能人でも水嶋ヒロさんや福山雅治さんも同じく手掌多汗症だそうだということで、ネットがなく誰に聞いたらいいかもわからなかった時代より、
「同じ悩みを共有できる」
というだけでも心が軽くなったのはきっと私だけではないと思います。
この時期の手のひらの汗は「春の毒だし」と割り切る
私の場合は手の汗が一番ひどく、次いで足の汗になり、頭皮からの汗は全くありません。
普段から汗をかきにくい体質だと思っていましたが、全身から出るはずの汗が全て手から出ていると思えば納得!というほどの量の汗が出ます。
当然のことながら、日常生活にもかなり影響が出ます。
まず学生の頃に一番困っていたのは
・ノートがとれない(手の汗がノートにしたたり落ち、紙が濡れてフニャフニャになってしまう)
・運動会等の競技で手を繋ぐ場面が多い
ということ。
ノートは本当に困りました。だから苦肉の策として、すべてのノートに四つ折りにした紙がはさんでありました。
なぜなら、それを手の下に敷いて、汗をその紙に吸い取らせ、ノートに汗が染みないようにするためです。
しかし、フォークダンスなどで手を繋がなければならない場面は本当に、本当に苦痛でした。今でも思い出すと辛いですね^^;
大人になってからは学生時代ほど辛い思いをしたことはありませんが、それでもスポーツジムでふいに
「隣の人と手を繋いでいただいて・・・」
なんていうことがあると本当に嫌でした。嫌というか、相手の方に申し訳なくて・・・という思いが強かったです。
今でもレジでおつりをもらう時など、汗でびしょびしょの手のひらを見せるのは結構辛いです。それでも学生時代の頃に比べれば比較にならないほど楽になりました。
子どもの頃は春に汗がいつもより大量に出て、その後手のひらが水泡だらけになり、あれだけかいていた汗が全く出なくなると同時に水泡が全て乾燥して破れ、手のひらの皮が剥け変わる・・・というのが恒例でした。
夏・秋・冬と季節の変わり目には同じようなことがありましたが、それでもここまで見事に皮が剥け変わるのは春だけのことでした。
それが大人になる頃には水泡と皮が剥けることは全くなくなり、汗をかくことだけが残りました。
毎年そうなのですが、春先に急に気温が上がり、初夏のような陽気になることがあります。そういう時は必ず体調を崩します。めまい・吐き気・動悸など、
「今からこんなで今年の夏は乗り切れるの・・・?」
と不安にさせられます。
が、そういう状態になるのは一度だけ。その後本格的に気温が上がっても、身体はそれにすっかり順応していて、具合が悪くなることはないのです。
こういうことから考えると、私は急な気温の上昇に体がついていけないのだということがよくわかります。それに気づいてからは、季節の初めに体調を崩しても、
「今だけだから大丈夫」
と思えるようになりました。
手の汗も少し前からかなりひどく、こうしてパソコンのキーボードを触っていても、車を運転しているハンドルも汗でびっしょり・・・です。自分のことながらかなり不快です。
しかしこれも「春のめんげん」と捉えれば、「不快」から「悪いものを出しているのだ」と良い方に考えられますね。
経験的にこの春の大量の汗も、長く続くわけではなく今だけとわかっているから、そんな風に考えられるということもあります。
何事も経験は大切ですね~^^
私の場合、手の大量の汗は「春の訪れ」の証しです♪