私は本屋が大好きなので、本屋で時間をつぶすことは苦にならないどころかむしろウェルカム。書店に一歩足を踏み入れた瞬間からもうワクワクが止まりません(笑)
特に何か探しているわけではなくても、端から端へと棚の間を歩いていると、
「ん?これは何?」
「へぇ!今こういうのが人気なんだ!」
といろいろな気づきがあって、思わぬ収穫に嬉しくなることもよくあります。
そして今回も、「げきポカ」という今の気持ちにピタッと来る本に出会いました。
汗と一緒に気と血が出て行くという部分に身をもって共感
タイトルには「一生冷えない67の新常識」とあり、表紙には可愛らしいイラストで7つのポイントが描かれています。
これを見ただけでもこの本を手に取った甲斐があったと感じます。7つ全てではないけれど、すでに共感したものがいくつかありました。
その中の、「お風呂で汗をかきすぎない」という理由として
「汗が出ると血が減る」「気も漏れる」
というところに大いに共感!これは身をもって知っているのでよくわかるのです。
夏になると貧血症状が出てお風呂に入るとぐったり その理由は
毎年夏になると、普段は起きない貧血の症状があらわれることに、ずっと疑問を感じていました。どうして夏だけなのか? 夏によくあることで他の季節にないことは?
それを考え続けた結果、
「汗をかくと貧血になりやすいのでは?」
という仮説に達しました。しかしそれはあくまでも自分が立てた仮説であり、医学的な根拠は全くわかりません。
しかし、ここ数年夏になるとあらわれる「むずむず脚症候群」は貧血の状態に発症しやすいという事、ここ数年で以前と違う点があるとすれば冷えとりを始めたことなど、点と点が線で繋がることがたくさんあります。
冷えとりを始める前までは汗がかきにくく、冷えとりで半身浴を始めてからは汗がぽたぽたと流れ落ちるようになり喜んでいたのですが、それと同時進行で貧血が進んだという可能性もあります。
何度も言いますが、汗を大量にかくことと貧血の関係は医学的にはわかりませんが、身をもって経験していることの一つでもあります。
それから、昔から「疲れている時こそお風呂に入ってリラックスして疲れをとる」という考えがありました。これは経験的に感じて来たことではなく、そう人から言われたり本からの知識です。
なぜかそれを何の疑問も持たず忠実に続けてきましたが、疲れはお風呂に入っても取れず、余計にぐったりとしてしまう・・・という経験をしてきました。
「汗をシャワーで流してさっぱりした」という経験は何度もありますが、「疲れが取れる」という気持ちになったことがなく、何か違和感を持ち続けてきたことだったので、この一文で
「そういうことか!」
と目の前がクリアになったような感覚でした。
疲れている時にはお風呂を休む・汗はかき過ぎずほどほどに
ではなぜ疲れているのにお風呂に入ると、さらに疲れが増すと感じるのか、この本によると
「毛穴から気が漏れる」
と考えるのだとか。
「気(氣)」というワードが出ると途端に胡散臭くなるような気がするのはよくわかりますし、私も常に用心している言葉でもあります。
ただ今回の場合、お風呂上がりのどっと疲れる感じが
「何かが漏れてしまった」
という表現がピッタリだったので、ピンとくるものがあったのです。
私が思うに、例えばお風呂が気持ちいい!疲れたとれた!と感じるのは
「陽の気を持った人」
ではないかなと感じます。
うちの旦那さんなどは陽が強い人なので、お風呂に入って気が漏れるということがないようで、
「あ~、気持ちよかった!疲れがとれた!!」
とお風呂上がりに言うことがよくあります。
私はどちらかと言えば陰よりな部分が多いため、疲れを取る前に出て行ってしまう・・・という感覚が当てはまるのです。
じゃぁ私は冷えとり半身浴ができないの?と少々不安になったのですが、これにもちゃんと解決法が載っていました。
それは、
「汗をかき過ぎないこと」。
ダラダラと汗を流すのではなく、首筋にうっすらと汗をかくだけで十分なのだとか。あとは冷えとり半身浴と同じで、ぬるめのお湯に20~30分つかればいいのだそう。
汗がぽたぽた流れることがいいのだとどこか信じて疑わない部分がありましたが、汗をぽたぽたと流れるほどかくようになってから貧血気味になってきたのは明白。
「汗が出ると血が減る」はまさに私の体質にピッタリのことだったのです。
この本の著者である平地治美さんは薬剤師・鍼灸師さんで、漢方の相談もしているのだとか。
それらのことから視点の冷えとりであって、進藤先生の冷えとり健康法とはちょっと異なる部分もあります。
以前の頭カチカチの私なら
「首を温めるというだけでこの本はダメ!」
と決めつけてしまったものですが・・・(>_<) 今は柔軟に受け止めることができます。
ガチガチの冷えとりを続けてみて、いくつかの変化があり、その中で自分にあった冷えとりを見つけてきた結果、この本にも出合えたのでしょうね。
「良いとこどり」は決して悪い事ではなく、カスタマイズされた私だけの冷えとりと考えれば、冷えはどんどんなくなっていくのではないでしょうか。