「ゆず湯に入っていたら体がピリピリした」
「ゆず湯から出た痕、体がヒリヒリと痛い…」
そんな経験はありませんか?
二十四節気の1つでもある冬至に、その年もいつものようにかぼちゃ料理を食べ、ゆず湯に浸かっていました。
ところがどうしたことかその日は体に異変が起きました。
お湯に浸かっている時に、お尻や太ももの裏辺りがピリピリと強い刺激を感じたのです。
体に感じたピリピリ・チクチクとした痛みの原因、そして痛みを感じたその部分はその後どうなっていたのか。
これは私自身が実際に経験した話です。
結論から言えば、この痛みを放置した結果、その後何年も消えない痣のような、皮膚が変色したままの状態が続きました。
お風呂から上がった時・着替えをする時など、その変色が目に入る度、自分の愚かな行為を何年もの長い間悔やみました。
この体験談を読んでいただければ、私のように後悔することのないゆず湯の入り方がわかると思います。
同じような思いをしないために、ぜひ参考になさってください。
ゆず湯に入って感じた異変とは?
まず最初の異変はゆず湯に気持ちよく浸かっていた時の事。
ヒリヒリを感じた場所は、「肩」「腕」「太もも」。
そのヒリヒリ感は、例えるならば ひっかき傷に水やお湯がしみたような、そんな痛み でした。
ただ、そう感じた場所には思い当たる原因がありました。
普段からお風呂に入る際、服を脱ぐときの皮膚への摩擦や乾燥からか、体が痒く感じることがあります。
しかも衣服を脱いだ状態でもあり、痒いと感じた部分を思う存分掻けるという事もあり、少し強めに掻いたような記憶も。
さっき掻いた部分がみみず腫れになってる…そうか、そこにゆず湯がしみて痛みを感じたのだ・・・そう理解しました。
テレビの情報を参考にした効果的なゆず湯の入り方
実はその少し前のこと、季節がらということもありテレビで「ゆず湯の効果的な入り方」を紹介していました。
それによると
ゆず湯に20分浸かると良い
とのこと。
また、それ以上ゆず湯に浸かると皮膚の油分を取ってしまうということでした。
ゆず湯で20分温まったのち、洗い場で体を洗っている間も、依然ピリピリ感は相変わらず。
というより、認めたくはなかったけれど、その頃にはゆず湯から出ているにも関わらず、痛みは変わらず、それどころか痛みを感じる場所が広がっているような…?
それでもその時点では「気のせい」で済ませていたのです。
ゆず湯から上がった後に痛みが広がった
しかしお風呂から上がりパジャマを着てしばらくした頃、明らかに体に異変があることがわかりました。
というのも、さっきお風呂に入る前に掻いてみみず腫れになった場所以外の皮膚がピリピリ痛み出したからです。
その上、最初は「ピリピリ」だった刺激が、だんだん「チクチク」という刺すような刺激に変わってきたことで、だんだん不安になり、怖くなってきました…
私が感じた「チクチク」は、山芋をすりおろしたあとの手がチクチクする、あの感じにそっくりでした。
少し余談になりますが、山芋をすりおろして手が痒くなる原因はシュウ酸カルシウムで、このシュウ酸カルシウムは「針晶状結」といって、字の通り尖った結晶をしているのだそう。
確かに山芋も、最初は痒いだけなのにそのうちチクチクと刺すような、鋭い刺激を感じるのはこのためだったのですね。
そして今回のゆず湯に入った後の皮膚のチクチク感は、まさにその感覚でした。
スポンサーリンク
悲惨…何年も残る痕に
刺激を感じつつもそのままにしてゆず湯に入り続けた結果、痛みを感じた部分の皮膚はまだらに赤く腫れあがり、その後何年も消えない痕になりました。
私にとっては見慣れた痕ですが、スポーツクラブのシャワー後に下着姿で髪を乾かしていたところ、仲良かった人に驚かれたほどでした。
普段、陽に当たる事もない肌の白い部分に、大きい面積の赤いまだらの痕。
その痕を見るたびに、あの時自分が感じた痛みにすぐに対応していれば…と何度も何度も後悔しました。
ゆず湯がピリピリする原因とそうならないための対策
ゆず湯がしみる・ピリピリする・チクチクする原因としては三つ考えられるそう。
注意ポイント
① 柚子の果汁に刺激された
② 生の柚子の皮から出る成分に刺激された
③ 入浴した人の皮膚が刺激に敏感だった
それぞれ詳しく見ていきます。
【原因】
①の「柚子の果汁による刺激」ですが、柚子の果汁はかなり酸っぱく強い酸性で、生の柚子を潰し果汁を搾り出した場合、その果汁に刺激されて皮膚が痛くなる可能性があるそうです。
【対策】
この場合の対策としては、柚子の皮からも香りを楽しむことはできるので、カットせずにそのまま湯船に浮かべるだけにしておくといいとのこと。
確かに、刺激を感じた際は柚子を四分割してお湯に浮かべて入っていましたが、それは毎年そうしていたし、それによって今回のように皮膚への刺激を感じたことはありませんでした。
② 生の柚子の皮から出る成分「リモネン」に刺激された
【原因】
②の場合は、生の柚子の皮に含まれる「リモネン」という香りを構成する物質によって刺激が起きたのかも?ということ。
【対策】
この場合、生の柚子の皮を2~3日間干しして乾燥させたものを使用すれば、皮膚の違和感はより少なくなるのだそうです。
③ 入浴した人の皮膚が刺激に敏感だった
【原因】
最後の③の場合は、冬至という時期が空気が乾燥し肌も乾燥する時期ということもあり、刺激の強いゆず湯に反応していまうこともある、とのこと。
ただでさえ乾燥で皮膚の表面が弱っている・荒れている時に、柚子の強い酸性はかなりの刺激になるということは想像がつきますね。
私の場合はどれに当てはまるのかわかりませんが、これも体質の変化の一つなのでしょうか。
痛みを感じたらすぐにゆず湯から出てシャワー
いつもは傷みを感じなくても、その時体力が落ちていたり、何らかの理由で痛みを感じたならば、すぐにゆず湯から出てください。
そして、痛みを感じた部分を入念にシャワーで洗い流す事。
先ほども書いた通り、柚子果汁やリモネンの成分を洗い流す事で、傷跡が残るような事にはならないはずです。
また、不安がありながらも季節の物だからどうしてもゆず湯に入りたいというのであれば、
・柚子は潰さず香りだけを楽しむ
・サッと入って充分にシャワーで洗い流す
という事を徹底して下さい。。
意外に多かった、ゆず湯でピリピリを感じた人
とはいえ、柚子は刺激の強い柑橘類だとはいってもシュウ酸カルシウムがふくまれているわけでもないだろうし・・・
そこで同じような症状な方はいないかと検索したところ、これがとても多くてびっくり!
柚子湯したあと肌がピリピリしたので調べたら、肌に合わない人もいるみたい
柚子湯がピリピリするゥ!!!
ゆず貰ったからゆず湯にして長風呂するぞっ!って意気込んでたのに肌ピリピリするから諦める
ゆず湯に浸かって寝落ちてたら全身ピリピリして目が覚めて、今地獄を味わっている
これまで毎年ゆず湯に入ってきて、一度もこんなことになった経験はありませんでしたが、ゆず湯の刺激が強くてゆず湯を避けている方がこんなにも多いことに驚きました。
あ~、私も来年からはちょっとゆず湯に入るのが怖いかも・・・
スポンサーリンク
結論・柚子は刺激の強い果実!皮膚の弱い方は十分な注意が必要
毎年、当たり前のように冬至の日にはゆず湯に入っていて、のんびりと、時には柚子を潰してより果汁がお湯に出るようにしていたことが、弱っている肌には危険だということがわかりました。
とはいえ、肌がピリピリする理由や対策がわかれば怖いことはありません。
自分の肌に合ったゆず湯の入り方をすればピリピリしたり、かぶれてしまった・・・ということも防げますね。