先日の朝日新聞の広告に、
若杉友子さんの著書『これを食べれば医者はいらない』 が紹介されていました。
この本が発売されたばかりの頃、
興味があって手にとったことがあります。
食養家の桜沢如一氏に影響を受け、実践をされている方で、御年76歳!!
白髪もなく黒髪で、これまで医者のお世話になったことがないのだとか。
毎日畑仕事や講演会に飛び回り、元気に過ごしているスーパーばあちゃんです。
私も桜沢氏の著書は一通り読んでいるので、
若杉おばあちゃんが書いていることは、どれもスーッと入ってきました。
その著書が大人気で増刷を続けている・・・という紹介だったのですが、
もう一度、しっかりと読んでみたくなり、アマゾンで調べていたところ、
昨年末に新しい本が発売されていた様子。
これまで食の大切さを説いてこられた若杉ばあちゃん、
この本は、主に不妊や冷え性に悩む比較的若い女性に向けてかかれた本のよう。
・・・となるともう私の年代には必要ないかな~と思ったのですが、
「子宮内膜症」「子宮筋腫」「卵巣嚢腫」
などの言葉に、どうも他人事ではないものを感じてしまい・・・
例え妊娠が自分には関係ないとしても、
今後、閉経を迎えるにあたって、「子宮を温める」という方向から考えてみてもいいかな~と思ったのです。
冷えとり健康法を実践しているからいいかという考えもあるでしょうが、
私の経験から言って、冷えをとるということは、食事や運動もかならずセットになってついてくると思うからです。
前日の午前中にネットで注文し、次の日にはもう手元に♪
やっぱりネット通販はこれが魅力ですね~^^
さて、内容ですが、結論から言っちゃいますと すごくいい!!!
何がいいかって、全部いいです(笑
書かれていることはどれも私がこれまでに知っていたことばかりですが、
それでも 「良い内容だったなぁ」と読後に感じたほどです。
若杉ばあちゃんの本のレビューの中には
「確かにこれができればいいだろうけど、実際には・・・」
というものも少なくありませんでした。
そういうレビューも知った上で読んだのですが、
これといって難しいことは何一つないように感じました。
多分、多くの方が
「肉・卵・乳製品を摂るな」
というあたりで戸惑いを感じられるのかと思います。
これまで玄米菜食やマクロビオティックを経験したことのない方には、
確かに高いハードルかもしれません。
でも私には、
「それで病気になるよりは全然いいかな♪」
と気楽に考えられるのですが…どうでしょうか^^;
そして若杉ばあちゃんは、
「絶対に玄米を食べろ」
と言っているわけでもなく、5分づき米や3分づき米を推奨している場合もあるし、
なにしろ、若杉ばあちゃんの優しい語り口調で語られているので、
なんとな~くできそうな気持ちになってくるのが不思議です。
ばあちゃんの魔法にかけられたみたい(笑
とにかく、紹介したい一節があり過ぎて困るのですが、
一つだけあげるとすると、
おりものは子宮に嵐が起きている証拠
という章。
おりものって、女性ならあるものだと当然のように思っていたけれど、
昔の女性はおりものなんて出なかったのだそう!
今は「おりもの」といいますが、昔は 「こしけ」と言ったそうで、
こしけとは自然界の「時化(しけ)」のこと。
海が嵐で荒れているのと同じように、子宮の中が荒れて乱れていることを示しているのだとか・・・
語源を知ってみると驚かされますね。
とにかく、たくさんの方に昔ながらの日本の食事というものを知るために読んで欲しいですが、
やはりなんといっても、不妊に悩んでいる方に読んでほしい本ですね。
最初はこれまでと全く違う食生活に戸惑うでしょうが、
結果は体が答えてくれると思います。
私も、いい閉経を迎える将来に向け、子宮を慈しみながら、
若杉ばあちゃんの教えに沿って暮らしていきたいなぁと思いました。
そうしているうちに、気づいたら冷えがなくなってる!!
・・・ってこと、大いにありそうですねw