冷えとりを始めてこの10月で4年目に入りました。あっという間!です。なんだかまだ昨年あたりに始めたくらいな気がします(笑)
それくらい、「まだまだ飽きてない」ということでしょうか。
冷えとりを始めた四年の間に、様々な冷えとり効果がありました。今日はそれを振り返ってみます。
一番の冷えとり効果はやっぱり「心」
冷えとりを始める前は、少しだけですが怖かった部分もありました。それは、冷えとりを始めるまでに読んだものに書いてあった、壮絶なめんげん。
軽度のめんげんから、ひどいものでは数年に渡りめんげんと共存した・・・という話を聞き、ちょっと表現は悪いですが「ビビりまくり」ました^^;
ただ不思議なのは、壮絶なめんげんの画像に反して、その方が綴る言葉には何か明るいものがありました。前向きで、希望に満ちていて。
その後、
「めんげんはそれを受け入れる準備ができている人に訪れる」
ということを聞いて、ナルホド!と安心?したのをよく覚えています。
おっかなびっくり、でも「冷え性が改善する」という興味深さの方が断然勝り、めんげんを受け入れる覚悟がないままに始めた冷えとり健康法。
振り返ってみると私の「一番痛かっためんげん」は、ひざ下の痒みの掻き壊しだけです、今のところ。
掻き壊しができている時は、「このくらいでこんなに痛がっていたら、この先のめんげんはどうなるのだろう・・・」と、冷えとりをやめたくなるほどに!心配したものですが、その気持ちを汲んでくれたのか(笑)、その後大きなめんげんは起きていません。
これは喜ぶところなのかどうかわかりませんが^^;
しかしその後、大きなめんげんが訪れました。そのめんげんのために、私は冷えとりに辿り着いたのかもしれない、と思うほど、私にとっては貴重なめんげんでした。
しかも痛くもかゆくもないし(笑)
それは 心のめんげん。
私は自分にとても厳しい部分があります。甘い部分もたくさんありますが、多くは自分に対してとても厳しい。
そして、自分を大切にしない、という基本的な体質のようなものがありました。
自分を軽んじている、とでもいうのでしょうか。
それは母になって当然のことだと思っていたし、結婚する前も兄弟形成上、自分の気持ちを押しとどめることですべてが上手くいく、ということも物心ついてから知っていたので、自然とそうなってしまったのです。
今でも正直、何か面倒なことや大変なことがあると、
「ま、私が悪者になればいいや」とか「私が我慢すれば丸く収まる」と、物事に抗うことなく意に反してはいるものの受け入れて流すことが多いです。
もちろんそれも時には必要ですが、私のように人生の大半をそのようにして暮らしていると、だんだん・・・性格がねじれてきます(笑)
何に対しても誠実になれず、心の奥が常に冷えていて、人の言葉を素直に受け取れず、結局最後に信じられるのは自分だけ。
書いているだけで悲しくなりますね、こういうのは。
でも冷えとりを始める前はそうだったのです。いつしか感謝の心を忘れていました。
でも冷えとりを始めて一番顕著に表れたのが心の冷えでした。驚きですよね、冷えって足だけじゃないのです(笑)
自分の心の冷えに向かい合うことは辛い事でしたが、キチンと向き合うことでいつしか心の冷えもほぐれてきました。
今では素直に「ありがとう」と言えるし、生きていて、息をしていることさえ奇跡!な~んて思えるほど^^; ま、こういうことは口では決して言いませんが。
以前なら何かを失敗したりした時は
「どうして私ってこうなの?」
と自分を強く強く責めて落ち込んでいましたが、今は、
「しょがないよね、でも頑張ったから偉い偉い」
と自分を褒めることもできるようになったし。かなり大きな変化です。
「~をしなければならない」「~でなければならない」という頑固な性格も、まるで氷が解けるかのように、
「ま、しょうがないしょうがない」
と流せるようになりました。以前からは考えられない変化です、これ。
長年付き合ってきた自分と向き合うのは辛いこともありましたが、何とか乗り越えてこられました。そしてフト気づいたのです。
「もしかしたら、私にとっての【乗り越えられるめんげん】は、身体の痛みではなく心の痛みだったのかな・・・?」
と。
身体の痛みにはめっぽう弱い私。足の小指を椅子の足にぶつけでもしたら、そりゃぁもう大騒ぎです。でも、一人で考えることが好きな私は、悶々と悩むことは苦しいけれど辛くはありません。
きっと、【今の自分に耐えられるめんげん】だったのでしょうね、これが。
冷えとり健康法で足の冷えを取ろうと始めただけだったのに、いつしか心の冷えもとれ、自分を認めてあげられるようになりました。
心が元気になると身体もそれについてくるものですね。あれだけ運動を始められなかったのに、今は毎日体を動かさないと体がなまってしまうような気にもなるほどに。
冷えとりはほんのきっかけに過ぎなかったのかもしれません。冷えとりという入り口から広がっていたさまざまな出会いに、今はストレスなく暮らせています。
そう考えると冷えとりってやっぱりすごい! 人生変わっちゃいますよ♪