私は子供を完全母乳で育てました。
母乳を飲ませていた時期も、一般的な育児書にあるよりもかなり長かったので、
子供が母乳を飲まなくなった時には少しさびしかったのを覚えています。
桶谷式の母乳育児だったのですが、
やったことがある方はお分かりの通り、食事の制限もあります。
これは 「質の良い母乳」 を出すだめなのですが、
和食であっさりしたものを食べるのが良い母乳を出す基本でした。
でも当時はまだ玄米菜食等を知る前でしたから、
「妊婦には牛乳・卵は必要。」
とばかりに、せっせと摂っていました。
その頃好きだったのはプリンで、
「牛乳も卵も入っているから栄養価も高い。」
と、都合よく解釈して食べていました。
いざ母乳育児が始まると、
質がいいか悪いかは別として、ちゃんと母乳が出てくれたし、
赤ちゃんもよく飲んでくれました。
そのせいか、少々悪いとされているもの(=脂っぽいもの・甘いもの)を食べても、
私は乳腺炎にほとんどなることもなく授乳期間を終えました。
乳腺炎になったのは1回くらいで、しかも軽いものでした。
でもこの乳腺炎、なる方はかなり重い場合もあるようで、
熱が出て、乳首が切れて・・・と、話しだけは本でも読んで知っていました。
そんな何事もない授乳期間を過ごした私がナント、
今頃乳腺炎になったのです・・・。
どうして今頃。
今頃どうしてなったのかはわかりません。
ただ、思い起こせばいろいろなことが重なりました。
誕生日ディナーが続いたこと、
濃厚なケーキを食べたこと、
主人が夕飯を食べなかった夜、子供と宅配ピザを食べたこと。
これらがわずか1週間の間に立て続けに起きた事。
すごい食生活をしたものです。
もちろん原因はそれだけでなく、
例えば免疫力が落ちていたり、体力が落ちていたりといろいろ要因はあったのでしょう。
腫れてます、現在。
幸い、熱が出るまではいかないで済みそうですが、
例の、あの授乳期の痛みが復活です。
あの時、母乳マッサージの先生に教わった簡単なマッサージや、
乳輪の圧を抜くようなマッサージをセルフで施し、今は落ち着いています。
あとは馬油を塗り、破けた絹の靴下を胸にあてています。
破れた靴下、ここにきて大活躍。
それにしてもここのところ、次々と新たなめんげんがあらわれています。
きっとこれも、
「出せる体になってきた」
ということなのでしょう。
逆にいえば、授乳期のあの頃、何を食べても乳腺炎にならなかったということは、
毒だしできない体だったのか、
もしくは 毒を全部子供が飲んでくれていたのか。
とりあえず、手当と質素な食事で体をきれいにしたいと思います・・・