夏に足首をねんざして五ヶ月近く経ちます。ねんざしてしばらくは痛くてできなかった正座も今は難なくできるようになり、ほどなくして日常生活における支障はほぼなくなりました。
しかし、今でもヨガのポーズで痛みがあってできないものがたくさんあります。また、直接的に足首をねじるようなポーズでなくても、ねんざした方の足は踏ん張りが弱いです。
ねんざをした当初は、その時のメンタルな部分だけにフォーカスをあて、自分の心持ちが悪かったからこんなことになったのだ、と思ってきました。
でもフト、「そうじゃない、単に筋力の問題だ。だったら今後同じことが起きないように筋力をつければいい」という考えが浮かびました。
気づいてみれば当然のことなのですが、メンタルばかりに目がいって気づきませんでした。
ねんざの原因は?
生れて初めての本格的(?)なねんざを経験したのは7月の夜のこと。夜中に階段を降りている途中で一段踏み外したのが原因でした。
その時の記事 生れて初めての捻挫を冷えとりで治してみる
その時はイライラしていたこともあり、ねんざの原因は自分の心にあると思ったし、その後もそう思っていました。だから心を平らに持とうと心がけて過ごしてきました。
冷えとり的に言えば、ねんざも冷えとりの毒出しだそうです。
「食べ過ぎや添加物の毒素が関節にまわる」とか「食べるなというサイン」とか、いろいろ言われているようです。
これに関しては冷えとりの受け止め方によってそれぞれなので賛否は避けますが、その時の私の心の中のドロドロとした感情もあり、「毒出し」という言葉がぴったりのような気がしていました。
この件に関して冷静に振り返ってみると、確かにイライラしていて足元がおろそかになって階段を踏み外した・・・という見方もありますが、多分それだけではないでしょう。
もちろん、大きなスリッパをつっかけるように履いて真っ暗な階段を降りたということが原因でもあるでしょう。でももっと直接的な原因があるはずです。
そう、筋力の低下です。
よく何もないところでつまづいていた
今回ねんざした時は、左足首をひねって足の甲から着地したという状況でした。
何度も書いているように、その原因はスリッパであったり暗さであったりイライラであったりと思ってきたわけですが、先日ジムの中でつまづきそうになって気づいたことがありました。
私は以前から、よく何もない場所でつまづくことがあったのです。ちょっとした段差があるところでならわかりますが、何もないフラットな場所でつまづくのです。
人がいる前だと結構恥ずかしいので、「へへへ」と笑ってその場をそそくさと去っていたので、つまづく理由を深く考えたことがなかったし、性格的な問題だと見過ごしてきました。
ジムの中でつまづいた時、やっとこれまで考えないようにしていたことを直視してみた結果、足の、特に左足のつま先があまり上がっていないのではないだろうか?という点に気づいたのです。
そう考えると、今までのことすべてに合点がいきます。何もないところでつまづいていたのは、つま先を持ち上げる筋力が低下していたことが原因なのです。
それでは今後つまづかないようにするには、どこの筋力をつけたらよいのでしょうか?
つまづかないようにするための筋トはレ
つまづかないようにするために必要な筋肉は、脛(すね)の筋肉である「前脛骨筋」だそう。
前脛骨筋を鍛えるには「トゥレイズ」という筋トレを行いますがとても簡単です。
これなら思い出した時にすぐにできますね。座っていてもできるから気づいた時に行えば、いつの間にかつまづかないような筋力がついているかもしれません。
私の場合は特に、歩く際に足先が垂れ下がっているような状態なので、フラットな場所でつまづくのですから、つま先を上げて歩く癖をつけるのも大切です。
そのためには、普段からトゥレイズで筋力をつけておくのがよさそうです。
高齢者は特につまづき転倒が大きなケガの大きな要因になるようですから、今のうちから気を付けておけば心配ないかもしれませんね。
「捻挫ぐせ」なんていう言葉もあるそう
また、ねんざは一度やってしまうと同じ場所をねんざする傾向があるそうです。「捻挫ぐせ」などという言葉もあるそうで、「癖」とはよく言ったもので、足先が下がる癖が見についてしまっているから何度も繰り返すのかもしれません。
ねんざ癖がつかないよう、また転倒防止に今からでも気づいた時に「トゥレイズ」をして予防しておくのがよさそうです。