冷えとり健康法は私にとってメリットばかりで、始めてみて良くなかったことはあまり頭に浮かびません。
でも、これから冷えとり健康法を始めようかと思っている方は、わからないことばかりで不安も多いと思います。
ある程度のものを買いそろえなければならないし、買ってからデメリットを知るのはちょっと悲しいですものね。
そこで私が考える、冷えとり健康法のメリット・デメリットをあげてみようと思います。
冷えとり健康法のメリット・デメリット
冷えとり健康法のメリット
これはもう言わずと知れたことではありますが、足が暖かい ということでしょう。
靴下を重ね履きしているのですから、物理的に考えても素足よりは一枚履き、一枚よりは二枚履き、二枚よりは三枚・・・と暖かくなるのは当然です。
もし足先が冷たく感じている人であっても、布で覆うことをすれば少なくとも「寒くはない」ということになるでしょう。
ということで、冷えとり健康法のメリットは「足が暖かい」ということ。
そして、足が暖かいということに関連してくるのですが、足が暖かいと不思議と心が穏やかになります。緩む、というのでしょうか。
寒さでカチカチに固まるのは、体だけではなく心も、ということは、足が暖かい生活を続けているとわかってくることです。
そうしていくうちに、自分はどんな時に足が冷たく感じるのか、どんな場面で体が冷えるのか、という視点から考えるようになります。
すると、冷えがいかにストレスと関係しているかということがよくわかってきます。
だからといって現代社会において、ストレスを持たないように生活をするのはなかなか難しいことだと思います。
しかし、まずはそれに気づくことが大事。気づくことで自分をいたわる気持ちが芽生えてくるし、そうして行く中で、どうすれば少しでもストレスを軽減できるのか?と考えるようにもなります。
これらのこと全て、総合的に見てみると、結果的に体の具合が良くなったり、心が楽になったりと、生きることがフッと楽に感じる瞬間がやってきます。
私はそれが最大の冷えとりのメリットだと思っています。
もちろん、冷えとり健康法を始めてから足の冷えが取れたり、気がかりな症状が改善されたり、中には子宝に恵まれた!なんていうこともあると思います。
しかし、冷えを取ろう! 病気を治そう! 授かれる体質になろう!!と意気込んで冷えとりを始めると、もうそれだけでストレスになるだろうし、なにより冷えとりが楽しくないと思います。
まずは、「足があったかくて気持ちいい~^^」という、純粋に足元の暖かさを感じ取れれば、その後どんどん変化が楽しめるかと思います。
冷えとり健康法のデメリット
メリットとデメリットという言葉は、どうしても対の扱いになるのは仕方のない事。
でも、デメリット=ダメなこと、と捉えてしまうのはもったいないことだと思います。それをわかった上で・・・と捉えれば、対応の仕方も変わってくると思うのです。
まず、冷えとり健康法のデメリットとしては何を最初にあげたらいいでしょう・・・
常に靴下を、それも何枚も厚ぼったく重ね履きするという特異なスタイルから、服装が限られてくる、ということでしょうか。
冷えとり的には、肌につく素材は天然素材が好ましいとされていますが、一旦それは置いておいたとしても、厚く重ねばきした足元を隠すためにはパンツスタイルやマキシタイプのスカートが必要になってくるでしょう。
今は靴下を履くコーディネートが流行しているようですが、冷えとりの靴下はそういったファッション性からは程遠い場所にあるもの^^;
靴下を可愛く見せコーデ、というのはなかなか難しいかと思います。
そして年齢的なものも障害になるかもしれませんね。ある程度若さが必要なコーデと言えるのかも。
となると、ファッショナブルなスタイルを求めている方には、冷えとりスタイルが負担に感じるかもしれません。
しかし、だからと言って冷えとりをしたいという気持ちを諦めることはなく、帰宅してからほっこりスタイルに着替え、足元をぬくぬく~っとすればそれだけでスイッチが癒しモードに切り替わるかとw
しかも寝ている時が一番毒素を出すと言われているので、冷えとり靴下の重ね履きをしたまま寝てしまえば、一日のうちの半分は冷えとり生活をしていることになりますね。
それから靴下を毎日洗うのも億劫に感じる方もいるかもしれません。
確かに私も6枚~8枚と重ね履きをしていた時は、いくら洗濯機で洗っているとはいえ面倒に感じることもありました。
しかしそこは割り切って、
「毎日全部洗わずに、一枚目と二枚目の靴下だけは毎日洗い、あとは何日かに一回程度」
でも十分! そういう方も多いです。要は自分の生活スタイルにあった方法を見つければいいだけ!こんなところでストレスを溜めこんでしまったらもったいないです★
そして、本格的に冷えとり生活を始めようとすると、どうしても靴下を重ね履きした足の大きさにあったサイズの靴を購入しなければなりません。
私は冷えとりを始めて4年になるので、手持ちの靴のほとんどが冷えとり対応靴になりました。
が、最初はやっぱり一足目から。それも、冷えとりが続けられるかどうかもわからなかったため、安い靴を恐る恐る・・・といった感じで購入しました。
それで様子を見ているうちに、
「よし、これは続けられる!」
と思ったので、少しずつファッションに合わせて追加してきたのです。
あれもこれも・・・といっぺんに揃えるのはとても大変だし、負担も大きいですよね。
冷えとり靴が増えていく・・・ということも楽しみの一つにしてはいかがでしょうか。
ざっと頭に浮かんだ冷えとりのメリット・デメリットですが、これはあくまでも私個人の考えるもので、人それぞれの感じ方は違うと思います。
しかし、どんなことにも方法はあるというか、考え方や見方をちょっと変えただけで、
「そっか!そんな方法があったか!!」
と思えることがたくさんあります。
そんな風に、頭を柔らかくすることができるようになったのも、私にとっては「冷えとりのおかげ」なのです。