ここのところ急に気温が下がり、
2~3日前から突然、半袖では寒く感じるようになってしまいました。
最初は湯たんぽ数個を寝袋に入れれば対応できたのですが、
次の日はそれでもゾクゾクと寒気がおさまらず。
仕方なく薄手の上着を1枚羽織ったのですが、
それでも寒気が取れなかったのです。
これ・・・結構ショックでした。
冷えとりをしているからもう風邪はひかない!くらいに思っていたのです。
風邪を冷えとりのめんげんと考えてみる
根競べをするつもりはないし、やせ我慢をする気もないのですが、
上半身と下半身の温度のバランスがなんともいえずうまくとれていたので、
もう少しこのままで、せめて家の中にいる時くらいは半袖でもいけるな~と思っていた矢先の事だったから。
所詮私も冷えとり初心者・・・。
進藤幸恵さんのように、真冬でも半袖なんておこがましかったわ・・・
などと勝手に落ち込んだり。
ただ、その寒気というのが 「1枚羽織っておさまる」 ものではなかったので、
どうも不思議に思っていたのです。
なんというか・・・懐かしい感覚というか・・・
思考が薄い膜の向こうにあるというか、足元がフワフワしているというか・・・
そしてとにかく、肩口が寒くて寒くて仕方なくて、
縛っていた髪を下したほど。
それでも寒くて、背中にタオルを1枚はさんだところで ハッと気づいたのです。
あ、これ風邪だ(ガーン)!
いつものように、気づくのが遅すぎ・・・
どうして私って、こんなに鈍いのか・・・(>_<)
そうそう、風邪の引き始めです、この感覚!
ここから一気に悪化して、高熱(39度8分とか)が出るのが私の風邪のパターン。
まぁ、ここ数年、こういう高熱が出ることも少なくなり、
逆に微熱がダラダラ続くようになりましたが、
子供の頃は体力があったせいか、スパーンと上がって、スゴーンと下がるのが通常でした。
さて、風邪の初期症状とわかり、冷えとり的にはどうしたものかと。
本来なら半身浴をしたらいいのでしょうが、なんだかそういう気持ちになれず。
そこで贅沢にも、湯たんぽを布団に持ち込みお昼寝~♪
いつも先を読み進めたいと思いながら寝落ちしてしまって読めていなかった本を、
楽しく読んでいるうちに足元が温かくなり、
と同時に上半身が暑く感じてきました。
そう、その日は朝から寒気がとれなくて、
毎年真冬に来ていた厚手のネル地のシャツを着ていたのです。
それでも寒くて寒くて仕方なかったというのに、
一気に「いつものパターン」 になってきました。
こうなったらもう安心。
あとは寝て、目が覚めたらきっと寒気も取れているはずw
・・・と無理矢理楽観的に考えて眠り、
数時間後に目が覚めた時には本当に寒気がきれいさっぱりとれていました。
何枚着こんでもあれだけ寒くて仕方がなかったのに、
全身のバランスがとれた途端、寒さはなくなったのです。
横になっていて感じたのが、
「あぁ、いい感じに煙突になってきた」
ということ。
この煙突というのは 進藤先生の著書に書いてあったことで、
全身を煙突に例えた状態が、バランスがとれているらしいのです。
それまで何枚着ても寒くてたまらなかったのに、
足元の温めを強化した途端、体の中の熱が循環したのをハッキリ感じました。
下で温まった熱が、上半身から放熱されたのを感じた時、
「あぁ、もうひどくなることはないな」
と思ったのです。
ところで、ここで気になるのが
「冷えとりをしていたら風邪をひかないのでは?」
ということ。
確かに、冷えとりをしていれば、どんな病気にもならないような気になってきますよね。
それだけに、冷えとりをしているのに風邪をひいてしまうと、
「なんだかガッカリ・・・」
してしまうのはきっと私だけではないのではないでしょうか。
でもこのことに関して私はこう思いました。
冷えとりをしていたら風邪をひかない、のではなく、
冷えとりをしているから、たとえ風邪をひいても大事には至らない、のではと。
う~ん、都合がいい考えと思われるかもしれません。
でも本当にそう思うのです。
だって、あの熱が出る前の感覚、
あれがあった後に普通に戻るなんて、今まで経験したことがありませんから・・・
ゾクゾクと寒気がしている時は、
体の中に熱がこもっている感覚がありました。
でもその熱を循環させることで、体が普通に機能するようになったのです。
これ、結構大きな発見でした、私的に。
全ての風邪が同じように治るわけではないだろうし、
これからも冷えとりをしていても風邪はひくだろうし。
でも、風邪をめんげんと捉えたらどうでしょう。
だとしたら
「冷えとりをしているからこそ、風邪(めんげん・毒だし)をひく」
のではないでしょうか。
・・・などと自分に都合よく考え、冷えとりを楽しんでいます(笑
あ~、それにしても大事に至らなくてよかった~!
主婦が寝込んだら家が回りませんものね(^-^)