この休み中、主人の実家にお邪魔していました。
両親は健在で、今年も元気な姿を見られてホッと一安心。
義母からはいろいろ教わることが多いので、毎年帰省を楽しみにしています。
そんな義母は70近くになりますが、とにかく健康には気遣って暮らしています。
と言ってもそれはダイエット目的とかではなく、
「最期まで元気に暮らすため」。
流行りのダイエットには飛びつきませんが、
テレビで見た健康法などには興味を示し、良いと思えば実行するパワフルな母。
以前も食後、牛乳にきなこを入れて飲んでいたので
「お義母さん、美味しいですか?」
と聞いたところ
「美味しくて飲んでるわけじゃないわ。 体のために薬だと思って飲んでるの」
と言っていました^^;
口に美味しいものをというより、全ては体作りのため。
本当に頭が下がります。
特に義母が気を使っているのがカルシウム。
女性は閉経後に骨粗鬆症になるというのは有名なことですが、
義母もこれにはかなり気を使っています。
「牛乳+きなこ」 というのもまさにそれ。
ところが私は、マクロビオティックを知ってからというもの牛乳を飲みません。
コーヒーにミルクを入れるとか、
シチューを作った時に摂取している程度。
牛乳を単品で飲むという事はもう20年近くないし、
牛乳からカルシウムを摂ろうという気持ちもありません。
が、義母の年代というのは牛乳に依存する気持ちがとても強いです。
「牛乳信仰」がとても強い母なので、うちの子供たちが小さい時にも無理に飲ませていました^^;
涙目になりながら牛乳を飲む子供たち。
そんな義母の健康のモットーは
食事と運動。
食事だけでは健康は維持できないし、運動も同時にしなければダメ。
この信念を貫いて暮らしている義母。
そんな義母ですから、私の靴下の重ね履きを見て、二年目にしてとうとう自分の考えを言ってきました。
これまで見てみぬふりというか、あえて口には出さなかったようです。
最初は
「そんなに履いて暑くないの?」
という話から始まり、好奇心が旺盛は義母がいろいろと質問してくるのでそれに答えていましたが、
フト、もしかしたら冷えとりに興味があるのかな~と思い、
「もしよかったら4枚セットがあるので送りましょうか?」
と聞いてみました。
すると・・・
「いらない」
とキッパリ^^;
ですよね(苦笑
そして
「私は運動で冷えをとるから。 食べものだけとかダイエットグッズだけとか、そういうものだけで健康にはなれない。
やっぱり運動しなくちゃ。あなたも冷えが気になるなら運動をして」
と。
うーん、決して 「冷えとり靴下で冷えをとる」 とは言っていなかったのですが・・・
あくまでも 「半身浴をしている状態を作り出している補助的な役割」と説明したのですが、
独自の健康法を持つ義母には、私の説明が不足だったよう。
別にそれはそれでいいのですが・・・
そこでフト思いました。
これからは、帰省中は冷えとり靴下をやめようかな。
別に義母に言われたことに気を悪くしたわけでもないし、
義母には義母の健康法が、私には私の信じた健康法があるわけです。
でも今回のことで、義母は義母で心配になったこともあったはず。
冷えとりのことについては深く話してはいませんが、
異常な枚数(苦笑)を重ね履きする冷えとり健康法は、義母には異様な光景に見えたはず。
もしかしたら、
「変な宗教まがいなことに引っ掛かってるのでは」
と思ったかもしれません。
となると、下手な心配はさせない方がいいかなぁと思ったのです。
帰省中は冷えとり靴下を止めるとは言っても、たかだか数日のこと。
その程度やめたところで、健康上大きな変化があるとは思えません。
それに、9枚の重ね履きをいったん中止しても、2~3枚は履くでしょう。
その程度の枚数なら、他人から見ても違和感がないと思うし。
冷えとりをしていて何が大切って
「心配をかけない」
ということも大きいと思うのです。
重ね履きしている当人は本当に温かくて気持ちがいい事なのですが、
他人から見たら異様なのは・・・否めません。
それが職場の同僚などであれば
「健康法なの」
で済むかもしれませんが、この場合、私は義母にとって
「息子の嫁」。
大事な息子のお嫁さんが、自分には理解できないことに夢中になっていて、
しかもそれを自分にも押し付けようとしてる(決して押し付けてはいませんが)・・・
そう客観的に考えてみると、義母も不安になったハズ。
身内を不安にさせておきながら冷えとりはできませんよね。
自分の親ならまだしも、主人の母なのですから・・・
冬に帰省する時にはズボンも長いし誰しも靴下を履くのは普通だから大丈夫かもしれませんが、
とりあえず夏の帰省の時だけは冷えとりを一旦中止してみようかなと思います。
それで義母が安心するなら、私にとってもストレスがなくなって、
ひいては冷えもなくなりますものね。
常に相手の立場を考える必要もないと思いますが、
離れて暮らす肉親に心配をかけないためにできる、前向きな決断とも言えると思います。