夜は鈴虫が鳴き、これまで蹴飛ばしていた布団のぬくもりが恋しくなってきたこの頃。
今年は夏らしい夏とは言えなかったかもしれませんが、それでも明らかにこれまでとは違う、「本物の秋」になってきたなと感じます。
そして冷えとりも秋の冷えとりに自然とシフトしてきました。
基本的な冷えとりには変わりないけれど
私が行っている冷えとりの基本は3つ。
・冷えとり靴下の重ね履き
・半身浴
・運動
この秋で7年目に入る冷えとり生活ですが、試行錯誤を重ねてたどり着いたのがこの3つでした。
もちろん人それぞれ重きを置く冷えとりの方法は多少違うでしょうが、私が特に意識しているのはこの3つです。
食事も冷えとりの大事な要素ではありますが、私はこれまで自然食や玄米菜食にこだわるあまり、逆にストレスを抱えてしまう傾向があったため、あえて基本から外したのです。
とはいえ、ご飯は玄米を食べたり雑穀米を食べることは変わりなく、小食も心がけているので大きく道をはずしてはいないと思っていますが・・・
重ね履きと半身浴と運動は楽しんで出来ているものの、玄米菜食に関しては家族の都合もあったり、私自身のレパートリーのなさで頭を抱えてしまうことなど考えると、「基本」に食事を入れてしまうことでさらに自分を追い詰めてしまうような気がしたのです。
そこであえて3つの基本から外すことで、ストレスなく冷えとりができるようになりました。
そしてこの私個人的な冷えとり3原則の中でも、夏の冷えとりから秋に自然とシフトしてきました。
湯たんぽをプラス
まずは湯たんぽを再開したこと。
最後に使ったのは7月の終わりぐらいだったでしょうか。ミニ湯たんぽを使って「なんちゃってこんにゃく湿布」を続けていましたが、うっかりして湯たんぽを作らずに寝室に上がってしまい、「ま、今日はいっか」と思ってからここまで使わずに過ごしていました。
ちょうど暑くて寝苦しくなったこともあったり、そうこうしているうちにお盆休みで忙しくなったりで、湯たんぽを使うことなく就寝していました。
それが最近になって復活★
なにしろ夜が格段に涼しくなったため、湯たんぽを使っても暑くないのが嬉しい!
そして布団が心地よいのと同じように、湯たんぽをあてたところがとても心地よく、と同時に「内臓は冷えていたんだな」と感じたり。
体が自然に欲していたようです。
半身浴の温度を上げる
半身浴の温度ですが、一般的に冷えとりの半身浴では36~37度くらいがよいとされています。
ただこれは各家庭のお風呂の事情もあるでしょうから、熱すぎず心地よく長く入っていられる温度というとらえ方でいいと思います。
冷えとりを始める以前は熱いお湯に入るのが大好きだった私は、冷えとりを始めた頃、推奨される温度が物足りずにいたものでした。
しかし今は、少しでも熱いと体が休まらないというか、心地よさを感じないので水を足して適温にするなど、低温の半身浴を楽しめるようになりました。
この夏は設定温度を37度にして入浴していました。私が入る頃には多分36度くらいには下がっているでしょうか、それでも心地よく長風呂できて汗もしっかりかけました。
それがここにきてこれまでの設定温度ではぬるいと感じることが多くなったのです。
そこで温度を38度にしてみたところ、私が入る頃にはほどよく下がっていて、でもぬるいというほどではなく快適!
これも体の声を聞いて行ったこと。決して「9月だから温度を上げようかな」と頭で考えて決めたわけではない、というところが重要だと思います。
ヨガだけでなく有酸素運動の回数が増える
ここしばらくは筋トレ少しとヨガなどのホットスタジオプログラムばかり楽しんできましたが、ここにきて有酸素運動をする回数が増えました。
私の場合はもっぱらジムでウォーキングをするだけなのですが、夏の間はやる気にならなかったのに(館内はクーラーも効いていてウォーキングするには最適な環境なのですが)、なぜか「歩きたい」と思うようになったのです。
不思議なもので、昔から秋になると景色を見ながら散歩をするのが好きでしたが、景色が見られない館内であっても、「歩きたい」という自然な欲求が芽生えたのです。
こちらも体の声に導かれ、自然と有酸素運動を取り入れるようになりました。
体の声を聞き欲するものを与えるだけ
もうお気づきのように、秋の冷えとりにシフトしたのは、どれも体の声を聞いて、今何を欲しているかという自然の流れで取り入れたことばかり。
私はつい頭で考えがちだったので、こんな風に体が自然と欲していたことに導かれて行動するのは嬉しいこと。
もしかしたら冷えとりを続けてきたことで、季節のちょっとした変化や体の声に気づきやすくなったのかもしれませんね。
なんだか自分を大切にしてあげているようで嬉しいです。