ストレッチは良いとは知識では知っていましたが、真面目に取り組んだことはありませんでした。その理由は体が硬いから。
身体が硬いことが悩みの方にはわかっていただけると思いますが、とにかく昔から柔軟体操が苦手でした。やっていて自分の体の硬さが情けなくなってくるほど。
ストレッチの中には体の硬さを気にせず行えるものもありますが、前屈や開脚をするストレッチになると途端に気持ちが折れます。
中には「ストレッチと言ってもラジオ体操でもいいんですよ」と言ってくれた方もいましたが、やはり今の流行り?はじっくりと体を伸ばすタイプのストレッチだと感じています。
これまでも何度もストレッチに取り組もうとチャレンジしてきましたが、たいがいは三日坊主・・・どころか一日坊主で終わることも。
なぜこんなにもストレッチが続かないのか・・・? 不思議でなりませんでした。
しかし、これまで何冊も有名なストレッチ本を読んでいるうちに、あることに気づいたのです。
これまで読んだストレッチの本
ちなみにこれまで読んだストレッチの本です。
他にも、股関節や肩甲骨・コアトレーニングも含めたら相当な数の本になります。
何事もまず頭から入るタイプなので・・・^^;
ただ、これらの本を読んでみて気づいたことがあります。それは
「あれ? 私これ、毎日やってる!」
ということ。
そうです、ホットヨガを始めてから、ヨガやピラティスのレッスンで必ずやっているストレッチが、これらの本に書かれているまさにそれだったのです。
これまで私はただ単に「ヨガ(ピラティス)前の準備体操」という位置づけと考えていたのですが、当然のことながら準備体操はストレッチの意味も含んでいるわけで。
本を読んでいた時は、
「こんなにたくさんのストレッチ、まず覚えてられないもん」
と思っていましたが、何人かの先生からレッスンを受け、それぞれ同じストレッチもあれば違うストレッチもあり、そのすべてが本に書かれているストレッチでした。
ということは、本を読んで「やらなきゃ!」と思わなくても、毎日のようにレッスンに通っているだけで自然と全てのストレッチをやっていた・・・ということですね(^-^)
地味~に効くストレッチの良さ
そしてストレッチは一見とても地味だし、どこに効いているかよくわからない部分もあります。
先生によっては
「今ここに効いてますよ」
と言ってくれる先生もいれば、「はい、足を伸ばして~」とだけの先生もいます。
始めたことはとにかく先生の動きについて行くのが精いっぱいで、正直それがどこに効いているのかなんて全く分かりませんでした。
でも最近では動きに慣れてきたこと・これまで読んできたストレッチ本の知識のおかげか、
「あ、今ここに効いてる」
というのがわかるようになってきました。
さらには、効いているはずの部分に変化がないということは姿勢が悪いからかな?足の曲げ方が悪いからかな?というように、さらに効果があるポーズをとれるようにもなりました。
面白いことに、姿勢やポーズがビシッと決まった時は、伸びているであろう場所がさらにもう一段階伸びが深まるような感じがします。
そして痛いけれど気持ちいい!という絶妙な心地良さも♪
これはまさに「効いている」状態なのでしょうね。
そんな風にストレッチが上手くできた時は、足先の血流を感じたり、じわっと暖かくなってくるのを感じます。
これがまさに「ストレッチ効果」なのでしょうね。
これまでずっとストレッチをおろそかにしてきましたが、ストレッチこそが大事!と今なら言うかも。
しかも、激しい運動ではないから体に負担がかからず、思い出したときにさっと出来るし。
そんな時はこんな日めくりタイプが便利かもしれませんね。
私はこれの「きょうのエクササイズ」を持っているのですが(ブックオフで100円だった!)、「日めくりエクササイズ55」がなかなか便利。
本だとページを開いておくのが大変ですが(そしてそれが次第に面倒になり遠ざかっていく結果に)、日めくりタイプならその面倒もなし。
先ほども紹介した「世界一伸びるストレッチ」の著者・中野ジェームズ修一さんが監修しているので信頼できます。
何が一番大事って、「日常生活に取り込む」ことだと思います。たまにさぼってしまうことはあったとしても、細く長く続けていくこと。
ストレッチはまさにそういうものなのかもしれませんね。
私もヨガやピラティスで自然とストレッチが身に付き、朝目が覚めた時にベッドの中で行ったり、テレビを見ている時に行ったりと、生活に取り込むことが出来るようになりました。
あとは「やらなきゃ気持ちが悪い」ところまで行ければなぁと思っています。