調べ物をしている時に、湯浅景元さんの書かれているものを目にし、ちょっと興味を持ったのでまずは図書館にあった本を借りて読んでみました。
「運動が苦手」ではなく「激しい運動が苦手」ということに気付けた
それがこちらの本。
「ピンピンコロリ」とは、
「なくなる直前まで元気にピンピン活動し、最後はコロリと苦しまずに」
というものだそう。
「ピンピンコロリ体操」も、年配の方が気軽にできる運動で、読みやすく面白かったです。
電話をしながら・椅子に腰かけている時に・電車に乗っている時になど、思い出した時に簡単にできる運動ばかり。
印象としては、私の年齢にはまだ少し早いというか、もうちょっと強度のある運動でもいいかなと感じました。
ただ、きくち体操にしろピンピンコロリ体操にしろ、日常生活に取り入れることこそが大事だと思っているので、「まだ早い」とか「物足りない」と言わずに、普段の生活の中に組み込んでみようかと思いました。
そこで、同じく湯浅先生が書かれたこちらの本を購入してみました。
「ピンピンコロリ体操」に似ているけれど、もう少し踏み込んだ感じのある、けれどこちらも高齢者でもできる簡単な運動ばかりでとても手軽に始められます。
この二冊に紹介されている運動にしろ、きくち体操にしろそうですが、とても良いと思うのが 器具を何も使わない所 だと思います。
私はダンベル体操も筋トレとしてやっていますが、戸棚から出してきて・・・という手間が一つあるだけで、結構億劫になるもの。
それが「体一つでどこでもできる」というのは本当に便利。
「運動をしよう!」と意気込む必要が全くなく、思い出した時にその場でできる運動をやればいいだけ。
しかもその運動はどれも手軽で、「効果があるのかな?」と心配になるようなものばかりなのに、次の日にはしっかり効いていることを筋肉が教えてくれます。
あの簡単な運動で筋肉痛!?と自分の不甲斐なさに愕然としますが、それだけ自分が普段使っていない筋肉があるということであり、そこから衰えてくる・・・という証拠でもあります。
今それに気づいておいて良かったと、気付けなかったことを考えると恐ろしくなったり。
きくち体操も簡単な体操ではありますが、それよりもう一段階簡単で手軽な運動を知っているということは、大きな強みであると思います。知っていれば気づいた時にできるし。
昔から運動が嫌いと思っていましたが、そうではなく、激しく体を動かす運動が苦手なだけ ということにも今回気づかされました。
激しい運動ばかりが運動ではないし、地味だけど意外としっかり体に効いている、私はそういう運動の方が好きだし、長く続けられるような気がします。
運動が好きではないということがずっと自分のコンプレックスでもあったのですが、意外なきっかけで「そうではない」ということに気付けて良かったです。
こんな風に自分に合うものに辿り着けたり、見極めがつくようになったのも、冷えとりを始めて視野が広がったおかげです。すごいな、やっぱり。