「きくち体操」をご存知でしょうか?
これも私にとっての「冷えとり効果」に他ならないのですが、あれほど避けて来た運動を、進んでやれるようになりました。
ここまで運動を定期的にやれるまでになるにはずいぶんと時間がかかってしまいましたが、それでも確実に習慣化できたと断言できます。
股関節を柔らかくすることが大事だとわかった!
きくち体操ですが、以前から聞いたことはありましたが、正直これまで特に興味を持ったことはありませんでした。
その大きな理由としては、イメージ的に「軽度な体操」という勝手な想像があったのと、きくち体操の創始者である菊池和子さんは、今年80歳になるということで、「高齢者のための運動」という認識でいたのです。
どうせ運動をするならば、同じ体を動かすにしても私の年齢ならばもう少しハードなものが良いと思ったし、きくち体操がゆったりとした動きというならば、ヨガなどの運動の方がカッコいいと思っていたし。
ではなぜ今、きくち体操をやってみようかと思ったのかと言えば、きくち体操のことを調べている時に菊池和子さんのこんな言葉にピンときたから。
「筋肉を鍛えるのじゃないのよ、筋肉を育てるの」
これまでの運動といえば、「スポ根丸出しで歯を食いしばってやるもの」だったけれど、それは筋肉を鍛える目的の人がやればいいもの。
でもそうではなく、筋肉を育てて、脳で意識をして健康になっていきましょう、というのが菊池先生の考え方なのだそうです。
これにはピンときました!
私も歯を食いしばってやる運動は大の苦手。かといって、股関節を柔らかくするのに開脚をかんばるのも苦手。
でも菊池先生は
「足が開かなくたっていいの。体のどの部分を、どの筋肉を使ってるかを意識して」
とおっしゃいます。
そうすることで、続けていくうちに体はどんどん変わってくるのだとか。
実際にDVDを見ながらきくち体操をしてみると、一つ一つは本当に簡単な動きばかり。これならDVDがなくてもできる・・・と思いがちですが、こういうものって案外おろそかになりがちだから、「一緒に頑張っている」という感覚が大事かもしれません。
DVDは実際のきくち体操の教室の風景をライブで流しているようで、教室が近くになくて通えない人にはとても役立ちます。
そして、そこに映っている方たちの年齢はさまざまですが、髪が真っ白な方もいればふくよかな方もいて、いずれも私よりもはるかに年配の方々が多く、しかしどの方も私よりはるかに体が柔らかい(>_<)
これはいい意味でかなり刺激になりますね。
絶妙なタイミングで褒めてもらえるのが嬉しい
きくち体操の一つ一つの運動を、ヒーヒー言いながらやり終えた後、つい先ほどできなかった運動が、筋肉を使ったことによりできるようになった時の達成感といったら!
そんな時に、
「ホラね、できるようになったでしょ? もっと筋肉を使ってあげて」
という菊池先生の言葉に心の底から嬉しくなります。
今までいかに使って来ない筋肉や関節があったのか、そしてそれをこのまま気づかずに過ごしていたら・・・と思うと少々ぞっとします・・・
毎日コツコツ続けることはそれはそれは大変でしょうが、菊池先生のように80歳になっても背筋がシャンとして生き生きとしたお手本を見ると、そのコツコツを続ける価値はあるなぁと思わされます。
歳を経て、どんなことで若々しさを感じるかと言えば、それは姿勢だそうです。
肩甲骨を常に意識すれば背筋が伸びるし、お尻の筋肉・太ももの筋肉・膝に力を入れ、足の五本の指でギュッと大地を踏みしめて歩くことを意識するだけで、若々しさは保てるそうですよ。
冷えとり五本指靴下は、その上に何枚も重ね履きをすると足の動きの感覚が鈍くなることもあるかもしれませんが、五本指靴下というのはやはり足の指を動かしやすいです。意識をしやすい、というのでしょうか。
菊池先生が
「親指だけ動かして。次は小指だけ。一本だけを意識してみて」
ということをよくおっしゃっていますが、その点に関しては冷えとり靴下のおかげで難なくこなせました。
股関節の硬さはひどいものですが・・・(>_<)
それでも、意識して生活をしていけば、少しずつでも変化が見えてくるかもしれません。コツコツと長く続けることが一番大事!それにはきくち体操を生活に取り込むことがいいのかもしれませんね。
どうやら私には、ヨガよりもきくち体操の方があっているようです(*^-^*)
冷えとり靴下だけに頼らず、積極的に体を動かしていきたいです!