動きが簡単で道具要らずだから思い出した時にすぐにできる「きくち体操」。DVDを見ながらしっかりやることもあれば、半身浴をしながらやったり冷えとり靴下を履く時にやったり。
何気なく立っている時も、菊池和子先生の言葉を思い出し、
「肩を下げて・お腹に力を入れて・太ももと膝に力を入れて」
立っていますが、日に日にその姿勢が身についてきたのがわかって嬉しくなります。
中でも、きくち体操で紹介されている足の指の運動は、手軽だし気持ちが良いので思い出すとちょくちょくやっているのですが、気付いたら指の間が切れていてビックリ!!です。
いかに普段意識していない場所かがよくわかる?こういう場所は体の中にたくさんあるはず
いつものようにきくち体操の足の指を一本一本引っ張ったり押したりマッサージしたり・・・という運動をしていた時の事。
なんだか足の指の間が痛痒いような気がしてポリポリとかいていました。
その時フト、
「そういえばどうして足の指の間がこんなに痒いんだろう?」
と思い見てみたところ、こんな風になっていました。
指の間が切れてる!!
これ、足の指と指の間、全部こうなっていました。
一瞬、「え? 水虫!?」と疑いましたが、これまで冷えとり靴下を履いてきて水虫になったことなどないし、こんな風に切れたこともありません。
となると、最近始めたことといえば、きくち体操しかないわけで。
中でも、指を一本一本引っ張ったり、左右に揺らしてみたりする運動、これが原因なのは明白です。
普段こんなに動かすことのない場所ではありますが、まさか切れるだなんて!
ちょっとした衝撃でした。
でもこれ、体の他の部位にもいえることでしょうね。
普段意識して運動をしたとしても、それは「いつも動かしている場所」に過ぎません。
「いつも動かしている場所」というのは見方を変えれば「自分が動かしやすい場所」でもあるわけで、動かしにくい場所は自然と避けてしまうし、自分が考え付かない動きなど、こうして教えてもらわなければ一生動かすこともなかったかもしれません。
そう考えると本当に恐ろしくなります。そのまま歳を重ねて行ったらどうなるか・・・
この「足の指を一本一本伸ばしたり引っ張ったりする」ことも、最初は意味があるのだろうか?と半信半疑だった部分も正直ありました。
しかしこの運動をするようになり、意識が自然と足の指に行くようになり、歩いていても
「足の指でしっかり地面(床)をつかむようにして歩こう」
と脳で考えるようになりました。
まさにこれが菊池先生がおっしゃっていたこと!
脳で考えるからボケないし、脳で考えながら動かすからその部分が育つ、ということなのですね。意識するって本当に大事!
幸い、指の間の切れは次の日には浅くなり、これ以上深くなったりしみて痛いということはありませんでした。これからこの運動を続けていくことで、ちょっとやそっとで切れない丈夫な皮膚が育って行くことでしょう。
「時間をとってやろう」と思うとなかなかできないこともあるので、すきま時間にちょこちょこと、それを長く続けて行こうと思います。