暑い季節になると食べたくなるのが冷やし中華です。
店先で「冷やし中華はじめました」というのぼりを見ると、「あぁ、夏が来たな」と感じる風物詩の一つかもしれません。
しかし近年、春から「真夏日」も増えたことや、私もジム通いを始めたことで体がポッポと熱いこともあり、「さっぱりしたものが食べたいな~」と思うことが増えました。
そんな時に本当に便利な冷やし中華♪
野菜やたんぱく質が一皿でとれるし手軽に作れて一人のお昼ご飯にちょくちょく食べています。
ただ一つ気になること、それは昔自然食の勉強をしていた時、「冷やし中華は体を冷やす」と言われていたことです。
冷やし中華が体を冷やす? それはいったいどういうことなのでしょうか。
酢は体を冷やす
それはズバリ「酢」です。
酢は健康に良いともされ、積極的に摂る方も多い調味料ですが、自然食の陰陽の見地からすると「陰性」になります。
それを冷たく締めた麺と、クーラーの効いた涼しい部屋で食す・・・ということすべてを「冷える食べ物」と言っているのだと思います。
もっと詳しく言えば、麺に使用されているかんすいとか、そういうNG食材もいろいろあるのですが、まぁそれらも含めて昔教えてもらったのは、そうめんに梅酢で味をつけたタレで冷やし中華風にして食べる・・・というものでした。
これ、まずくはないのですが冷やし中華のあの味を求めてしまうとガッカリするものがあります。思わずむせてしまうような酢と、かんすいの香りがあってこその冷やし中華。
たまに食べるならそこまで厳密に控えなくてもいいのでは・・・?とも思うのです。
麺をしめずに温かいまま食べる冷やし(?)中華
先ほども書いた、茹でた麺を冷水で十分冷やす・・・という調理工程ですが、確かに暑い夏に食べるならそれが美味しいと思います。
ただ私はそこまで冷たいものを求めていないし、今の時期に食べるのであれば別に冷たくなくても十分美味しく感じます。
だとしたら、冷たい冷やし中華は夏本番に食べるとして、今食べるのであれば麺を茹でた温かいまま食べたらどうだろう・・・?そう思い付いたのです。
そこで早速トライ♪
市販の冷やし中華を購入し、麺を茹でます。その間、具を準備しますが、本来ならキュウリが美味しいのでしょうが、それこそ体を冷やすものなので、茹でたもやしで代用。
キュウリほどではありませんが、シャキシャキした食感が楽しめます。
その他冷蔵庫にあるものとして、錦糸卵や鶏ハムを切って温かい麺の上に乗せます。そこに付属のタレをかけたら出来上がり。
具の下から箸で麺を引っ張り出すと湯気が上がるという、冷やし中華ではなかなか見ることのない光景も新鮮!?
そして食べてみると意外なほど違和感がありません。湯気にあおられて酢でむせやすいですが(笑)、とても美味しいです。
今の時期にピッタリともいえる「ホット冷やし中華」。ホットなのに「冷やし」というのも矛盾していますが・・・これはこれでよし!
これから夏本番まで、「ホット冷やし中華」が大活躍しそうです(^-^)