先日、旦那さんからこんなことを言われました。
「この間テレビを見ていたら【寝る時に靴下を履くと冷える】って言ってたよ?」
おっ!
冷えとりをやっている人にとっては聞き流せない話ですね^^;
何を信じるかは結局その人次第
そう聞いただけで、
「多分こういうところを勘違いされて伝えられているのだろうな」
と思う部分がありましたが、一応(笑)先を聞いてみました。
「まず寝ている間に足に汗をかいて、その汗を靴下が吸って湿って冷えるから。
それと、靴下で圧迫されて血行が悪くなるからだって」
あぁ・・・ナルホド。これまでも何度も聞いてきた話です。
確かにこの話だけ聞くと、「え!そうなのね」となってしまいそうですが、いくつかの見解の相違もありますね。
まず、注目したいのは履いている靴下の素材です。
この話では素材が何かわかりませんが、多分こう言っている人がシルクの靴下を履いているということはないでしょう。なぜなら手軽に手に入る靴下ではないからです。
いえ、以前に比べれば冷えとりは広まってきたし、今ではしまむらでも安価に手に入るようになりましたから、手に入りにくいものではありません。
しかしだからといって冷えとりを知らない人がシルクの靴下を手に取るとも思えません。
普通に考えれば綿の靴下、または化繊の靴下ということになるでしょう。
となると、足に汗をかいて靴下が湿り、その結果足を冷やす・・・という話は、ある条件下に置いては正解だと思います。
その「ある条件下」とは綿の靴下や化繊の靴下を履いた場合、です。
特に綿の靴下は私も冷えとり前にずっと履いていたのでよくわかるのですが、手と足に大量の汗をかく私の靴下は、吸った汗が乾かずに常に冷えていました。だから一日のうちに何度も靴下を交換していたのです。
乾いた靴下に交換していたからいいものの、湿ったままの靴下を履き続けていれば確かに足は冷やされるだろうし、寝ている間では交換も出来ないので冷えるという意味もわかります。
絹の靴下を履いてみるとよくわかりますが、とにかく汗を吸いやすいし、その吸った汗を放出してくれる力に優れています。
なおかつ、その上に重ねるウールは暖かいのに通気性が良いという特性を備えているため、私のような大量の汗をかくタイプにも、シルクとウールの重ね履きは理にかなっているのです。
組み合わせでいえば、冷えとり靴下とはいえ「シルク+綿」の組み合わせは私はダメでした。綿の部分で汗がとどまってしまい、逆に冷えを感じてしまうことが多かったのです。
だから私は一年中、シルクとウールの重ね履きをしています。
ということでまず一つはこれで解決。
もう一つの「靴下の圧迫による冷え」に関してですが、これは正確なことはわかりません。
というのも、冷えとり靴下の場合は
「きつい靴下を履くと圧迫されて冷える」
という理由で、一枚一枚がゆるい靴下の重ね履きを推奨しています。売られているものはみなそうですね。
私は履いたことがないですが、着圧ソックスは人気商品の一つのようだし、末端の血流促進に効果があるとも言われているようですから、これに関してはなんとも言えません。
そう考えていくと結局のところ、自分が良いと思ったものをやるということに尽きるかなと思うのです。ありきたりではありますが。
就寝時に靴下を履くと冷えるということに関して、私には私なりの独自の見解があるし、圧迫がある靴下に関しても独自の見解を持つ方がたくさんいるのでしょう。
どれがダメでどれは良い、というのは一概に言えることではないし、実際には良いも悪いもないのでしょうね。自分が良いと思った事がその人にとってその時の一番良い事なのですから。
だから、今はもうあえて人前では冷えとりのことを熱く語らなくなったのです(笑)
私が熱く語らなくても、冷えに悩んでいる方は必ずそこに辿り着くだろうし(多分このブログに足を運んでくださる方たちはそういう方が多いかと思います)。
「寝る時に靴下を履くと冷える」
と聞いたら、自分の場合はどうなのかということを考えてみると良いかもしれません。
その上で、「自分の場合は靴下を履いたら冷える」と思えば、その時点でその考えは今のあなたに最良ですよ、ということだと思います。
なんだか精神論みたいになっちゃいましたが^^;