ここ2~3週間のことなのですが、
お腹にガスがたまって、少々不快。
冷えとりをしている方によく見られる症状だったので、
あまり気にも留めずにいたのですが、
ガスがたまるようなものを食べているわけでもなし、
どうしてこんなにお腹が張るのかな~と不思議に思っていました。
改善される様子もなかったので検索してみたところ、
「お腹が冷えていると、お腹が張ってガスがよくでることがあります」
という記述が。
体験された方も、口をそろえて
「お腹にガスがたまっているのに、それが出なくて不快」
と、まさに同じ症状を書かれていたので興味深く読ませていただきました。
そこで私の都合のいい解釈をさせてもらうとこんな感じかなぁ~と。
冷えとりを始めてから出る症状は全てめんげん。
内臓からも毒だしされる。
よって、お腹の張り・ガスは腸の毒だしと捉えられるのでは?
そう思えば何の心配もナシ♪ ですね。
腸で思い出しましたが、昔買った
「マクロビオティック料理―玄米食養家庭料理800種」に面白いことが書いてありました。
著者である桜沢リマさんの夫・桜沢如一氏がリマさんにかけた言葉です。
どぶの水の流れ
かまくらに住居していたある日、書き物の手を休め、階下でで洗濯をしていた私を見にきてうしろから
「どぶがよく流れて有難いね」「すんだら用事があるから」と言ってまた二階に上がってしまいました。ほんとうの愛を知らぬ私は、「どぶ」の水が流れるのはあたりまえと気にもせず、綺麗になった洗濯物を干しつつそれでもよく考えました。
私は大変なことを教えられていたのです。この「どぶ」の水がつまったらどうなることでしょう。水があふれて家の中も台所も大洪水!!
私は自分の体のパイプの事を考えました。食道から胃腸、大腸、そして肛門、血管、血液、腎臓、肺、心臓等、これもパイプではないか、これもどぶと同じではないか、
これが詰まるのが病気という洪水なのだと気がつき、桜沢の一言が、どんなに大切なことであったかを再び考え直し、
素晴らしい教えを受けた幸福で胸を一杯に膨らませ、急いで二階にかけ上がり、桜沢に申しますと、
ニッコリ笑って「よかったね、そうなのだよ、お前はその”どぶ”を詰まらせていたのだ、心もおなじだよ!!」
「どぶのつまらないような料理を作るのがお前の仕事じゃないか」
桜沢氏は、なかなか面白い例えをなさる方だったのだなぁと思います。
言い聞かせるのではなく、気づくことが大切なんですよね。
余談ですが、桜沢リマ先生はこの時37歳くらいだったようですが、
その後、2000年99歳まで生きていらっしゃったそうです。
リマ先生にお会いした方が、
「ぼんぼりに灯りをともしたような」
とリマ先生の事を表現されいたことを覚えています。
話を元に戻しますが、
便秘になったりお腹が張ったりすると、いつもこの話を思い出します。
あぁ、どぶが詰まってるなぁ、と。
そしてきっと、今はそのどぶが大掃除されている最中で、
底にたまった「オリ」が舞い上がっている時なのではないか、と。
冷えとり的に言えば、それが「めんげん」になるのでしょうね。
これまで興味があってやってきたことや、
読んだ本や調べた事などがいろいろな場面で役に立つときがありますね。
全てはどこかに繋がっている、無駄なことなどひとつもない。
歳を重ねるにつれ、そう思うことが多くなりました。
きっと、今悩んだり辛く思っていることも、
のちのちの自分を救う大切なパズルのパーツになっていくのかもしれません。