私は子供の頃よく、夜中に吐いたり鼻血を出すことがありました。
それから、冬のガラス越しの強い日差しにあたると 夜中に吐くことも。
もともとその原因を深く考えたこともなく、
ただ
「暑かったからかな」
で処理してきました。
ただ、冬のガラス越しの日差しはともかくとして、
夜中に吐くのは決まって よそのお宅に泊まりに行った時。
当時、何度か友達の家に泊まることがあったのですが、
なぜかそういう日に吐くのです。
この頃から自分でも、理由はわからなくとも傾向はわかっていたので、
気分が悪くなるとそ~っとトイレに行ったものでした。
おかげで?よそ様の布団を汚したこともないし、
多分、家族の方たちにも気づかれずにいたと思います。
当時そうなる原因として自分で考えていたのが、
「布団が暑い、布団が重い」
でした。
自分の家の布団と違い、そのお宅では 「かいまき布団」 というものを使っていました。
ご存じでしょうか、かいまき布団って。
こういう、着物の形をした布団で、
今でこそ羽毛やフリース素材になっているようですが、
当時は真綿。
とにかく重い!!です。
泊まったお宅のお母さんがきっと、
夜中に寒くて風邪をひいたら困ると心配してくださったのでしょう、
でも私には重いし、それに暑過ぎました。
その重さと暑さで気分が悪くなるのだろうなぁと思っていました。
それから、いつの頃からか
「気持ちが悪くなった時は、とにかく体を冷やす」
という対処を自然と身に着けるようになりました。
夜中に気分が悪くなると、家中の「冷たい場所」を探します。
キッチンの床や廊下、特に玄関近くの廊下は冷たくて、
普段ならつま先立ちで歩くような場所でも、気分が悪い時にはもってこいの場所。
とにかく、体をピタリと冷たい床にくっつけると、
体が急速冷却され、あっという間に吐き気が治まるのです。
吐くのは誰でも嫌なことですから、必死でした。
でもこの方法を編み出して? からは、どんなに
「あぁ・・もう今回はダメだ」
と思うようなひどい時でも、この冷却法で一発★
吐き気はピタリとおさまるのです。
そのことをフト考えていたのですが、
これまでずっと、体温がある温度よりも上がった時にそうなるのだと思っていました。
その「ある温度」が自分にとって何度なのかはわかりませんが。
その理由は、「のぼせ」だったのだ、と気づきました。
体温が上がる=のぼせなのでしょうが、
のぼせという感覚がそもそも不確かなことですから、結びつけることができませんでした。
この時に、冷えとりの原理を知っていたら、
すぐに 「頭寒足熱」 をしたでしょう。
そう考えると、車に乗っていてガラス越しの日差しで気分が悪くなったり、
特にそういうことが冬に起きていたのはよくわかります。
もともと冬場の車の中の暖房も苦手で、すぐに気分が悪くなっていましたが、
窓を少しだけあけると一気に体が楽になったのを覚えています。
これはまさに、頭寒足熱の形なのでしょうね。
今でもたまに他人の車に乗ったりすると、
足元だけではなく顔のあたりの吹き出し口から温風が出ている車があるのですが、
あれがもう苦手。
顔ばかり火照ってしまってすぐに気分が悪くなるのです。
長い年月がかかりましたが、やっと自分の苦手な理由が判明です。
そしてその対策としては 冷えとりが有効ということもわかりました。
なんだか・・・
冷えとりは出会うべくして出会ったものなのだなぁと。
小さい頃からずっと冷えとりに繋がっていたのかもしれませんね。
気付くのが遅くなってごめ~ん!! ですが(笑