ここ二か月くらいでしょうか、
冷えとりを始めたばかりの頃のように体が軽く感じ、
朝からパキパキと動ける毎日が続いています。
嬉しいですねぇ。
冷えとり前の、朝起きてきたらまずソファーに横にならないと動けなかった、
あの頃に逆戻りしてしまっていたのが昨年の11月頃。
その頃、身内が入院していて、思った以上に長期に渡ってしまい、
毎日の病院通いに心身ともに疲れ果てていました。
肉体的な疲れよりも、どちらかといえば精神的な疲れ。
ましてや病院という場所柄か、
最初のころはあまりよくない気のようなものを背負い込んできてしまい、
家に帰るとぐったりしてしまう日々でした。
これではいけないと、病院を出るときに手や足、体を振って、
まさに 「振り落す」 ような動作をすると良いと聞き、
病院を出て車までの短い距離を、体をブルンブルン振って歩きました。
それでもまだこの頃は気が張っていたせいか朝はこれまで通りに動けていました。
が、病院通いも二ヵ月を過ぎたあたりから、以前のような朝に戻ってしまったのです。
これはかなりショックでした。
いつまで続くかわからない病院通いの生活でしたが、
しっかり冷えとりをしていれば、その日の疲れはリセットできると信じていたし、
自分が動けなかったらいろいろなことが回っていかない、そう思っていました。
今思うと、その頃はエゴで凝り固まっていたのでしょうね。
私が頑張らなくちゃ。
私がしっかりしなきゃ。
私が、私が。
病院通いも毎日の日課に組み込み、生活の一部と思えばいい、
そう気持ちを切り替えた矢先に、昔の体に逆戻りしたのです。
朝、重い体を引きずって起きてくると、ソファーにバタンと倒れる毎日。
20分くらいそうしていないと体が動かず、時間が来てものろのろと着替え、朝の支度をする、あの辛さ。
またこんな日々が戻ってこようとは思っていませんでした。
受け入れたつもりなのに、どうしてだろう。
「いつまで続くのだろう」という気持ちを捨てたつもりだったのに。
そして病院から帰ってくると、ぐったりしてしまい昼寝。
目が覚めると夕方で、慌てて洗濯物を取り込んだり夕飯の支度をしたり。
たまに病院通いをお休みできる日があっても、
その日は朝、家族を送り出した後すぐにベッドへ逆戻り。
何時間でも、時間が許す限り寝ていられました。
今思い出しても、な~んにもできなかった期間でした。
やらなきゃいけないことは山積みなのに、体が動かないあの苦しさ。
一か月ほど、そんなことが続きました。
その間、冷えとりはいつもの通り。
それなのに、冷えとりをしていなかった頃の、嫌いだった自分に戻ってしまったことは、
体の疲れよりもこたえました。
これから先、どうしたら朝からパキパキ動けるあの生活に戻れるのか、
もう方法が見つからず、目の前が真っ暗になってしまったような感じ。
ところが、です。
そんな真っ暗闇の生活から、ある日突然、また元のように動けるようになったのです。
朝はシャキッと起きられて、そのまま朝の支度に動けるようになったし、
昼寝もしないで済むようになりました。
相変わらず病院通いは続いていたし、
冷えとりもいつも通り、何も変えていません。
半身浴の時間も、靴下の枚数も。
これならまだまだ病院通いを続けられる。
よかった・・・とホッとしていた矢先の退院。
なんだかあまりに展開は早すぎて、狐につままれたような気分でした。
体がやっと動くようになり、さぁまた頑張るぞと思った、まさにそんな時にこの展開。
まぁ、退院できたのは何よりも嬉しいですが。
でもしばらくは、突然の生活の変化に、頭がぼ~っとしていまいした。
正直、いったんは復調しても、またいつぶり返しが来るか、
またあの生活に戻ってしまうのではないかとびくびくしていました。
が、こんなに朝が寒くなった今でも、シャキッと目覚め、そのままパキパキと動けているので
もう大丈夫かなと。
今こうして振り返ってみても、
なぜ急に体調が逆戻りしたのか、
そしてどうして急にまた元に戻ったのか、さっぱりわかりません。
とにかく、自分の思いだけではどうにもならなかったような気がします。
もしかしたら、昼寝をすることによって体の疲れをリセットしていたのかもしれないし、
冷えとりを続けてきたことで、そういう種類の毒だしができたのかもしれません。
その真っ最中は、昼寝をするような怠惰な自分が嫌で仕方なかったけれど、
その時に「眠る」という行為で体を休めることができたことに違いはありません。
そういう意味でも、「自分の体が反応しやすくなってきた」 と言えるのかもしれませんね。
今は本当に快適に動けることに幸せをかみしめている毎日です。
動けるって素晴らしい!!
感謝ですね。