先日のブログでも書きましたが、鉄分が不足していることでさまざまな体の不調が引き起こされるのは事実のようです。まずは自分の体に鉄分が不足していないかどうかを知ることが大切です。
ただここで一つ問題なのは、一般的な血液検査をしたのでは本当に鉄が不足していないかどうかはわからないということ。血液検査結果で「問題なし」と言われても、実は「隠れ貧血だった」という女性も多いという話を聞いたことはありませんか?
これは「フェリチン不足」だから。ヘモグロビンではなくフェリチン値を見ないことには本当に鉄分が足りているかどうかわからないのです。
貯蔵鉄をチェック
フェリチンというのは「貯蔵鉄」と言われるもの。鉄結合性タンパク質の一種で、生物の細胞内において、鉄と結合することにより鉄を保存し、必要なときに鉄を放出するのだそう。
厄介なことに、このフェリチン値は一般的な血液検査では調べることが出来ません。ヘモグロビンの値が正常であっても、フェリチン値が低ければ貧血状態です。
隠れ貧血かどうかは、フェリチン値を調べなければなりません。
フェリチンはどこで検査すればいい?
ところで、フェリチンの値を検査するには何科を受診すればよいのでしょうか? 大きな病院に行けば適切な科にまわしてもらえるのでしょうが、時間がかかってしまうでしょう。
私は近所の内科を受診して「フェリチン値を測って欲しい」とお願いしたところ大丈夫でしたが、外部の検査に回さなければならないということで、翌日以降に結果を聞きに行きました。
また、婦人科でもフェリチン値の検査ができるようです。
ただ、仕事を持っている方や忙しい方など、血液検査のために受診するということはなかなかできないかと思います。つい後回しにしてしまうのではないでしょうか。
もっと手軽にフェリチン値が測定できれば・・・そう思っていたところ、自宅で簡単にフェリチン値が計測できるキットがあると知りました。
フェリチンセルフチェック
自宅で採取したら、同梱されている専用封筒で送り返すだけで簡単!結果は速報として3~4日後にメールで届き、詳しくは一週間後程度に手紙がくるのだそうです。
正確さからいえば多少の誤差はあるでしょうが、フェリチン値が極端に少ないかどうかをチェックするには十分かという気がします。
鉄不足の症状
ちょっとした体の不調は、つい見逃してしまったり後回しにしてしまうことが多いかもしれません。以下の症状は、鉄分が不足しているとされる症状です。
・頭痛
・顔色が悪い
・慢性的な冷え性、肩コリ
・動悸、息切れ
・イライラ
・神経過敏
・注意力散漫
・物忘れ
・鬱(うつ)
・めまい
・微熱
・朝の目覚めが悪い
・爪がもろい
・肌荒れ
・風邪が治りにくい
・抜け毛
・ダイエットしても効果が出ない
・脚のムズムズ感
・氷を好んで食べる
「年をとればこんなもの」「疲れやすい体質だから仕方ない」と諦めている方は一度フェリチン値を検査してみるといいかもしれませんよ。