最近、貧血に関して毎日あれこれ調べる日が続いています。 何かをしていて、
「あれ?これはどうなんだろう?」 とか 「そういえば、あれと貧血は関係あるの?」
などと思いついたことをすぐに検索できるというのはありがたいですね。
答えに辿り着いたことや、てんで見当違いなことも多々ありますが、やはり女性にとって貧血というのは気を付けるに越したことがないものだと思います。
そんな貧血の、冷えとり的な考え方と、西洋医学から見た考え方とは?
冷えとりで貧血になることはない
ジョギングをしていたり踏み台昇降などをしていると、頭の中でいろいろ考えたり思いつくことがあるのですが、昨日走っている時に思ったのが、
「貧血の症状が強くなったのと、冷えとりを始めた時期が重なる」
ということ。
貧血を意識しだしたのが三年前くらいだったし、冷えとりを始めたのが同じく三年前。
そう思うとつい、
「冷えとりを始めたから貧血になったの?」
と考えてしまう私は・・・まだまだダメですね^^;
なぜそういう考えに至ったのかと言えば、それまで汗をかかない・かけない体質だったのに対し、冷えとりを始めてからは汗をかくようになってきたから。
まさかとは思うけれど、汗と一緒に必要な鉄分やミネラルが流れ出てしまった、とか?? などと、素人考えもいいところな仮説まで立ててしまったり。
ただ、元々貧血になるかならないかの微妙なラインにいたとすると、そこで始めた冷えとりで発汗性がよくなり、これまでは汗をかくことがなかったためにそれまでの摂取量で事足りていた鉄分やミネラルが、発汗によって失われ続けている・・・という考えはどうでしょう?
なんとなくしっくりくるような気がします。
要するに、冷えとりで貧血になることはないけれど、冷えとりを始めたことにより発汗性が良くなったことに伴い、これまでの栄養の摂り方では偏りが出るようになった、と思えばいいのかもしれません。
今は貧血の症状と思われるあれこれに悩まされていますが、今後の事を考えると今気づいて良かったのだと。
これも冷えとりを始めたおかげ・・・ですよね。 こんな風に冷えとりが関係してくるとは思わなかったので意外でした。
さて、冷えとりと貧血の関係について調べていたところ、とても参考になる文に出会いました。
整体院をされている菊池屋さんのサイトのこの記事、「貧血について」 です。
この記事の中では、西洋医学的見地から見た貧血と、冷えとり的な見地から見た貧血がわかりやすく書かれており、おもわず「ナルホド!」と言ってしまったほど^^;
院長である菊池さんの考えは
貧血はあくまでも結果的な症状
とおっしゃっています。
これは東城百合子先生などの、自然食を続けている方たちの考えと同じですね。
病気ができたからそこを手術してとったらおしまい、ではなく、病気は枝葉で、もっと根本を見なければ、とおっしゃっていました。
院長の菊池さんも、
「西洋医学では貧血の症状には鉄剤を投薬するのが基本的な治療だが、それは対処法でしかなく再発の可能性も高くなるでしょう」
とおっしゃっていました。
まさに。
私も昔、東城先生の本を読んだせいか、基本的な考えとして、
「このことの根本はいったい何なのか?」
と考えるクセがついています。
病気に関することだけでなく、起こったことに対して、
「どうしてこうなったのか?」
と考える癖をつけると、物事を根本から解決でき、再発しないという利点があります。
貧血に関しても、鉄剤やサプリメントを摂るだけでなく、同時に
「どうして貧血になったのか?」
と立ち止って考える必要があるのですね。
では私の場合はなぜ貧血になったかといえば、やはり食生活が一番大きいかなと思うのです。
これは大きな反省点でもあるのですが、 以前にも書いた通り、節約や家族を優先するあまり、自分をおろそかにし過ぎていたなと。
これまではそれでも体の微妙なバランスが取れていたから良かったのでしょうが、冷えとりで体は本来のあるべき場所に戻りつつある過程で、汗をかき、保っていたバランスが大きく崩れることになり、症状があらわれてきた・・・そういうことなのかもしれません。
冷えとりを始める前は、一見体は丈夫で元気だと信じて疑いませんでしたが、それは今思えば、「やっとのことでバランスを保っていただけの危ういシーソー」だっただけなのかもしれません。
このことに気付けたのだから、次にめざすのは、「ちょっと強い風や揺れがあったところでびくともしない、安定のバランスがとれたシーソー」ですね!
冷えとりを始めたから貧血になった、のではなく、冷えとりのおかげで気づくことができたと言うわけです。
変化球的な気づきだったのでこれまで気づけませんでしたが、やっぱり冷えとりってすごいですねぇ。