消化器の毒出しは一年に四回
「土用」 といえば 夏の「土用の丑の日」 が有名ですが、
土用というのは 一年のうちに四回あるそうです。
土用の時期
そして、この
立春(2月3日頃)・立夏(5月5日頃)・立秋(8月8日頃)・栗東(11月8日頃)の、
前約二週間が土用の時期なのだそうです。
季節の変わり目というのはすべて消化器の毒だし時期。
他の臓器は一年に一回ずつの毒だしなのに対し、
(春=肝臓、夏=心臓、秋=肺、冬=腎臓)
消化器だけが四回必要だとは・・・
それだけを見ても、
いかに体にとって食べ過ぎているのか、そしてそれが害になるのかがわかりますね。
季節の変わり目に体調を崩す人がいるのは
消化器が悪いから。
風邪・発熱・下痢・嘔吐・胃痛・食欲不振・倦怠感などが
症状として現れることが多いのだとか。
また、恐ろしいことに、
消化器の毒が心臓や腎臓へ送られて怒る症状もあるそう。
こうしてみると、
小食するに越したことはないなぁ・・・と言わざるを得ませんね。
逆に言えば、
季節の変わり目に体調を崩しやすい人は、
食べ過ぎに注意しながらしっかりと冷えとりをするのが効果的とも言えます。
マクロビオティックの陰陽でもよく言われることですが、
振り子が左右に大きく振れるということは、それだけ体に負担がかかるということ。
体質が陰性に偏ったら、陽性のものを食べればいい、
と考える人も多いようです。
極陽性である肉を食べ、極陰性の白砂糖をとる。
一見、中庸になりそうですが大間違い。
体の振り子は大きく振られ、しまいには体調を崩す原因となってしまうのです。
食べ過ぎたー! 小食にしてみた・・・
また食べ過ぎた~! 少し食べるのを控えてみた・・・
これも振り子の振り幅が大きいと言っていいでしょうね。
やはり、普段から小食を習慣づけるのが
体に一番負担がなさそうですね。