先日、夜のトイレに関してふれました。
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私の場合、寝入りばなを妨げるような尿意に悩まされていたわけですが、就寝中に尿意で目が覚める「夜間頻尿」に悩まされている方がとても多いのだそうです。
確かに、母も夜間に数回トイレに立っているそうだし、ジムで知り合った年配の方たちからもそんな話を耳にします。
夜間頻尿は、寝ているところを起きてトイレに行かなくてはならないから辛いというだけでなく、転倒による骨折や高血圧や脳卒中・心臓病のリスクもあるのだそう。
ではなぜ夜間頻尿が起きるのかと言えば、その理由はさまざまでしょうが一つには「足のむくみ」が原因になっていることもあるそうです。
そしてその足のむくみを簡単に解消する方法として、「ふくらはぎカイロ」が効果的とのことでした。
足のむくみが頻尿の原因?
ふくらはぎといえば、よく「第二の心臓」などとも言われています。ふくらはぎの健康法を記した書籍も多数あります。
ふくらはぎは足を動かした時、ポンプのように縮んだり緩んだりをくり返しながら、重力に逆らって下半身の血液を心臓へと戻す役割をしています。
しかし、昼間にあまり足を動かさないでいると、ふくらはぎも刺激されないために下半身の血液が心臓に戻らず、それが夕方にふくらはぎのむくみとなってあらわれます。
そして、夜中の睡眠中、それまでふくらはぎにたまっていた血液が、体が横になったことで心臓へと徐々に戻りだします。
すると、心臓は血液量が増えたと感知し、その血液量が血圧を上げると判断して、血液量を正常化するためのホルモンを合成し、分泌します。
このホルモンが腎臓に働きかけて尿の量を増やし、夜間頻尿の原因になると考えられるというのです。(参照:神田医新クリニック理事長・横山博美先生)
一日中座りっぱなし・または立ちっぱなしの人など、足を動かす機会が少ない人は、どうしてもふくらはぎがむくみやすくなります。
また、下半身を薄着で過ごしている人もふくらはぎがむくみやすいそう。
これらを解消する対策としては、頻繁に足を動かしたり靴下を履くなどの方法があります。
しかし、ぜひとも試してみたいのが「ふくらはぎカイロ」というもの。
ふくらはぎカイロとは
ふくらはぎカイロとは、その名の通り「ふくらはぎにカイロを貼る」というもの。
夜間頻尿に悩んでいる人はふくらはぎが冷えている人が多いのだそうで、その人たちにふくらはぎを温めるよう指導したところ、多くの人の夜間頻尿が解消されたそう。
ふくらはぎには冷えを解消するツボがあり、夜間頻尿が改善されるのはもちろん、むくみの改善も期待できるのだそうです。
ふくらはぎカイロのやり方
ふくらはぎカイロのやり方ですが、ふくらはぎに貼ると思いがちですがちょっと違います。
先ほども書いたように、ふくらはぎには冷えを解消するツボがあり、そこにカイロを貼ると良いそうです。
冷えを解消するツボとは、「三陰交」です。よく耳にするツボですね。
三陰交のツボは、内くるぶしから指4本分の上にあるのだそう。このツボを押すことで冷え性解消になるとのこと。
しかし今回はカイロを貼る場所なので、あまり神経質にならなくても良いと思います。指4本分の上のあたりが中心になるように使い捨てカイロを貼ります。
その際、靴下等の上に貼り、決して直貼りなどはしないでください。また就寝時はふくらはぎカイロを避け、痒みが出たら中止するなど、低温やけどに十分注意をして行ってください。
冷えとり靴下のカバーソックスの内側に貼って、その上からウールのスパッツをかぶせ、
私はその上にサーモヘアソックスを重ねています。
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さらにその上に毛布ソックスも重ね履きしていますが、毛玉だらけなので写真は自粛(^_^;)
これで使い捨てカイロの熱をもらすことなく存分に活用できます。
ふくらはぎカイロの効果
ふくらはぎカイロは、足がむくみやすくなる夕方に行うのが効果的なのだそう。夕方に行えば、下半身にたまった水分を寝るまでに排出できるため、夜間頻尿が防げるからだそうです。
私も実際にやってみましたが、その日の夜にトイレに起きずに済んだだけでなく、足のむくみもなく、なにしろ貼ってからのトイレの回数が多くなってビックリしました。
あぁ、こんなに水分がたまっているんだなぁと変な実感ができました。足のむくみは長年の悩みの一つでしたが、ふくらはぎの冷えというピンポイントなことがわかって腑に落ちました。
三陰交のツボ付近に使い捨てカイロを貼っても、意外なほど熱さを感じないのが不思議でした。
それだけ冷えているのか、それとも場所的に熱を感じにくいところなのか?
でもまずはこまめにふくらはぎを動かすこと、そして補助的にふくらはぎカイロを使ってみるという方向でやっていこうかなと思っています。
一番はふくらはぎを本来のポンプの役目が出来るようにすることですね。