暑かった2018年の夏も終わります。
「暑かった」なんていう生ぬるい言葉では表せないほど暑かった2018年の夏。
ただこれからは臨機応変に対応していかなければと感じることも多々ありました。
今年の夏の冷えとりの過ごし方を振り返ってみたいと思います。
この夏の冷えとりの変化
この夏の酷暑で、私が続けてきたベーシックな冷えとり生活は大きく変化した、ある意味節目になる夏だったように思います。
私がかたくなに守ってきた冷えとりは、基本的な教えに沿ったものです。
- 靴下の重ね履き
- 半身浴
- 小食
- 軽い運動
どれも私の生活にすっかり根付いたものなので、続けることは苦ではありませんでした。
しかし今年の夏の酷暑はそのバランスを大きく崩されてしまったような気がします。
運動に関してはスポーツジムに週4回通えているので、生活の中に組み込まれているから問題なし。クーラーが効いた涼しいジムの中でなら運動をしようという気にもなります。
食に関してはもともとそんなに大食いをする方でもなく、気を付けるべきことは糖質の量だとわかったので、糖質は主食で摂り嗜好品はかなり減りました。
そしてこの夏、これまでの冷えとりの概念を大きく変えたのが田中美津さんの記事を読んだことでした。 先日のブログで、 「昨今の暑さにあった冷えとりを考える必要もある」 というようなことを書きました。 ゆるゆるながらも、かたくなに冷えとりの基本を守ってきた ...
新・夏の重ね着 田中美津さんの冷えとり
これまで経験的に私の体質では綿が合わないということがわかっていました。発汗と蒸発のバランスが取れず、汗を吸った綿で体を冷やしてしまうからです。
そこで田中さんが提案するのは「高機能素材」の着用でした。
高機能素材=化繊ということで、これまでもずっと避け続けてきた素材でもあるし、今でも化繊は避けたい気持ちですが、こと夏に関してだけ言えばそれもありかな?という気持ちに変化してきたことは、この夏の大きな収穫かもしれません。
とにかく天然素材だけでは快適に超えられなくなってしまった日本の夏。私は日中にクーラーを使わずに過ごしているので、特に化繊を受け入れて快適に過ごすという新しい考え方に納得がいったのかもしれません。
とはいえ今年は高機能素材の下着を購入までにはいたりませんでした。しかし私は新しいものを受け入れて納得するまである程度の時間が必要とする性格(^_^;)
この夏の暑さは、冷えとりのベーシックからは少し外れるかもしれないけれど、酷暑を快適に過ごすためにテクニックの一つとして、時間をかけてゆっくりと私の中に浸透していきそうです。
夏にできなかった冷えとり
この酷暑でできなかった冷えとりといえば半身浴です。とにかく半身浴をした回数が少なかった(>_<)
その理由としては、半身浴後の暑さが辛いからです。
幸か不幸か、半身浴をすることでその後温かさが持続し、いつまで経っても汗が止まらず、体力や体温を奪っていくことが多くありました。
なにより、パリッと乾いたパジャマがすぐに汗を吸ってべっとりしてしまうのはたまらなく嫌でした。
クーラーの中にいればそこまでではないものの、今度は汗も一気に冷えていくあの感じも苦手(^_^;)
そんな自分にはシャワーでさっと汗を流す程度がちょうどいいバランスだと感じた夏でした。
たまに「半身浴をしなければ」という気持ちに駆られてぬるいお湯に入るものの、やはり汗が止まらず逆にそれがストレスと感じるようになってしまったのです。
そこで、「この夏は異常事態だから仕方ない」を割り切って半身浴をやめたのです。
私の場合、日中クーラーの中にいることがほとんどないということもあったので、半身浴をしなくても体を冷やすことはなかったような気がします。
唯一できていた冷えとりは靴下の重ね履き
そんな中、唯一続けられていた冷えとりはといえば、冷えとり靴下の重ね履きです。
この暑い夏に?靴下の重ね履き?
と驚かれるかもしれませんが、これが意外と大変ではありませんでした。むしろ私のように足裏に汗をかく体質は、夏場でも靴下を履いていた方が快適なのです。
その上、冷えとり靴下は吸った汗をすぐに放出してくれるという特性があるため、履かないより履いた方が断然気持ちがいい♪
また、夏は家の中でほとんど半裸(笑)で過ごしているため、「頭寒足熱」状態が容易に保てるため、バランスが取れていたのかと思います。
冷えとり靴下の重ね履きだけはできていたということが、半身浴をパスできた理由の一つにもなっています。足だけは常に温めていたから大丈夫、という安心感は大きかったです。
これからの夏に向けて
残念ながらこれからの夏が涼しくなる・もしくは昔のように戻るということは考えられないでしょう。それどころか年々酷暑が増すということも考えられます。恐ろしいことですが・・・
だとしたらこれまでの冷えとりも見直していかなければならないかもしれません。体質にもよるでしょうが、汗の量が多い私には綿素材がますます適さなくなるでしょう。
シルクや麻・ウールは基本的には使っていきますが、夏に関しては高機能素材の下着を取り入れることも視野に入れています。
冷えとりを始めたばかりの頃の私からしたら考えられない選択ではありますが、臨機応変に酷暑に対応していかないと体がもたないような気がします。
勇気を持って最新の肌着を着用し、快適に過ごすというのも選択肢の1つになってきているような気がします。