足が冷える原因はいくつもあると思います。
靴下を履かずに冷えるような状態でいるとか、筋肉量が少ないとか、冷たい食べ物を好んで食べることが多いとか。冷えの原因は自分の生活を振り返ると気づくことがあるかも。
私の場合、運動が好きではなかったので筋肉量が少ないと思われるため、少しずつですが筋トレを始めました。習慣化してきているので、以前よりは筋肉量は増えているでしょう。
また、白湯を飲んだり温かいものを食べるようにするなど、内臓を冷やさないような生活も続けています。もちろん冷えとり健康法に基づいた生活も。
ただ私の場合、足を冷やす原因がもう一つあります。
それは、足に汗をかいて靴下が湿り、冷えた靴下が体温を奪って冷えるということです。
私の手汗・足汗事情
これまでも触れてきましたが、私は手足多汗症・手掌多汗症と言われる、手や足に人よりも多くの汗をかく体質です。
このため、例えば手にかいた汗が冷えるとそれが体温を奪い、指先まで冷たく冷え切ってしまいます。足も手と全く同じです。
冷えとりに出会っていない頃は、靴下は履いていたものの重ね履きはしていなかったし、靴下の素材も綿だったため、汗の吸収はいいけれど放出しないため、常に足は冷たく湿っていました。
そのため、一日のうちに何度か靴下を履き替えるのは必須。逆に言えば、靴下さえ変えれば快適な状態を保てるのだからマシかもしれません。
冷えとりとの出会いが多汗症の悩みも解決
冷えとり健康法を知った時には、「これで足が寒いと感じることがなくなる」と嬉しく思ったものでした。一生続けられるだろうという直感もありました。
その予感通り、あれから6年経ちますが今も冷えとり健康法を続けています。足元が温かいというだけで気持ちが穏やかになるのを実感する毎日です。
そして私の場合、足に汗をかいても気にならないというのが、もしかしたら一番嬉しいことかもしれません。足に汗をかいても靴下が吸ってくれるのですから。
もしかしたら私が一番怖いのは「素足」かも(^_^;)
足に汗をかくのが気持ち悪いので、冷えとりを始める以前から素足になることはありませんでしたが、薄い靴下くらいでは汗がしみて床に足跡がついたりするので(!)、それが気になって仕方ありませんでした。
冷えとりを始めてからも靴下の湿りで足が冷たくなることがありました。しかしそれは、冷えとり靴下の素材を変えることで簡単に解決しました。
先ほども書いた通り、綿の靴下は汗の吸収はいいけれど放出する力が弱いです。特にしっかりした綿の靴下になればなるほど、厚みがあるため湿って乾かないままになります。
せっかく体温で温まっている足も、濡れて冷たくなった布にくるまれているわけですから、どんどん体温を奪っていきます。私の足の冷たい原因の半分はこれでした。
しかし、汗を吸収してなおかつ放出しやすいウールの靴下に変えたことで、私の足汗人生(笑)は激変したのです。
一般的にウール素材は冬の素材と思われがちですが、意外にも夏でも汗をこもらせずに快適に過ごすことが出来ます。これはウールの特性でもあります。
冷えとり靴下の場合、一枚目に履く絹の靴下で汗を吸収し、二枚目に履くウールの靴下がその汗を放出。そのため靴下の中が湿ったままの状態がなくなるので快適なのです。
冷えとり用の重ね履き靴下であっても、私の場合はシルクと綿の重ね履きでは湿って不快な状態になりますが、シルクとウールの組み合わせなら気持ちがいいまま。
世の中には、人には言えないけれど足の汗で悩んでいる方も多いと思うので、ぜひウールの靴下の良さをその足で知って欲しいです。
私が愛用しているのはこちらの靴下です。
この靴下は、「内絹外ウール」といって靴下の内側が絹糸・外側がウールで編まれているので、一枚で二枚重ね履きの効果があると言われています。
まぁ効果うんぬんはおいておいても、単に他の靴下よりも暖かいので気に入っています。重ね履きする枚数も少なくて済むので、足元だけ異常に大きくなることも避けられます。
素晴らしい素材であるウールですが、摩擦に弱いのでこの上からカバーソックスを履いています。計3枚の重ね履きですが、とても暖かいうえに靴下も湿らずに快適です。
足の冷えの原因は人によってさまざまですが、もし足に汗をかく体質の方であれば、ぜひ絹とウールの靴下の重ね履きをおすすめします。