例年なら日中はまだまだ夏の日差しが続いているはずの9月初旬。私は毎年この時期、洗濯物を干しながら
「この涼しさはまだまだ朝だけ、本物じゃない!」
と思って過ごしていました。案の定、日中はメキメキと気温が上がり、真夏のそれと変わりありません。「これは本物の秋の涼しさ」と感じるのはいつも10月に手が届くようになってからのこと。
がしかし、どうしたことか今年はもうすでに「本物の」秋の涼しさ。日中は太陽が照り付けるも、夏の太陽の厳しさはそこにはありません。嬉しいような寂しいような、複雑な気持ちです。
さて、そんな暑かった夏も終わり、今年の夏の冷えとり事情を振り返ってみたいと思います。
結局日中の湯たんぽ&寝袋はずっと使ったままでした
Llegó el verano - Summer is here / GViciano
これまでの夏なら、冷えとり靴下は履いているものの、日中パソコン作業をする際に足湯代わりに突っ込んでいる「湯たんぽ入りの寝袋」はとてもじゃないけれど続けられませんでした。
参照:衝撃の(笑) 初告白
7月中は使ったり使わなかったりで、8月はもう湯たんぽを片づけていました。今年も同じような展開をたどっていたのですが、どうも8月になっても暑いのだけれど足元は冷えるような気がして、それまでは寝袋を腰まで引き上げていましたが、足首まで寝袋の中に入れる程度にして、結局8月はそれで過ごせてしまいました。
冷えとりの頭寒足熱というのは不思議なもので、どんなに気温が高くても「上半身は涼しく・下半身は暖かく」してあげると、想像するほど湯たんぽが不快には感じないのです。これはうまく頭の方から熱が逃げているというか、下から上にという循環が上手くいっている証拠だと思います。
今年は早い時期から靴下の枚数を4枚に減らしていましたが、なぜかここにきて(8月の末頃から)急に靴下の枚数を6枚に増やしてみたりと、頭で考えるのではなく、身体が何を欲しているかと基準に考えるようになってきました。
ちょうど8月末ころには台風や大雨の影響で涼しくなったということもありますが、今は6枚が心地よく感じます。
とはいえ、「冷えとり靴下だけに依存しない」という気持ちは全く変わっておらず、涼しくなってきたおかげで運動も楽しく続いています。そのおかげか足先はいつもポカポカしていて、やはり筋肉をつけるということが最大の冷えとりであって、靴下や半身浴はあくまでも補助的なものと考えた方がいいのだろうなという思いがますます強くなってきました。
それから、下着に関しては、早い段階でユニクロのブラキャミがつけていられなくなったため、「おばあちゃん御用達」(笑)の洋品店に行き、綿でできたインナーを探しました。カップの部分も、カップとは言えないような、布が3重くらいになった程度の「カップ」ですが、こちらは汗をかいても汗の吸いがよく、なにより綿ということで気持ちよく着続けることができました。これはこの夏大活躍だったなぁ。
そして、内絹外綿冷えとりの三分丈レギンスも暑くて履けなくなった時に、やはり昔ながらの洋品店で、「純粋のステテコ」のようなものを探しました。
ここのところ夏になるとステテコに注目が集まっていますが、どこのステテコも「速乾」を売りにしているため、素材は化繊ばかり。ユニクロの「リラコ」はとにかく色も柄も可愛くて、セールなどの時には思わず欲しい衝動が抑えられなくなりましたが、冷えとりを始めてしまった以上、化繊100%のものを身につけてリラックスはできなくなってしまい・・・
これは冷えとりを始めてからではなく、元々化繊の物が苦手だったということもありますが、冷えとりを始めてからはますます拍車がかかってしまいました。
私が思い描いたステテコは、綿100%はもちろんのこと、できれば織りが楊柳ならいうことなし!要するに、昔お父さんが履いていたような(笑)、あのステテコが欲しかったのです。
がしかし、時代の波には逆らえないのか、それとも私が行った店に置いていなかっただけなのか、綿100%の物はあったのですが、割と体のフィットするサイズで、楊柳織りではなく平織り。これだと夏は肌にペタッとするので本当は楊柳織りが良かったのですが・・・仕方ありません。
それでも、下着一枚だけではなくこのステテコ(?)があるだけで、お腹まわりがなんとなく安心だし、汗も良く吸い取り、なおかつすぐに乾いてサラリとしていたのには驚きでした。やはりこういうものはこれからも長く製品を作り続けてもらえたらありがたいなぁ。
それから熱帯夜ですが、私はもともと暑い夜に強く・・・というか、クーラーをつけて寝てすぐはいいのだけど、サーモスタットで設定温度が一定になった途端、夜中に目が覚めてしまって、部屋の中の空気が流れずにもったりしているのが息苦しくて、どうも苦手なのです。
今年の夏もかなり暑い熱帯夜が続いた夜もありましたが、その時に数回つけた程度。あとは扇風機で乗り切りました。乗り切ったというか、むしろ私はその方が好きなのです。でもこればかりは一緒に寝ているパートナーの都合もあるので・・・そういう時は布団をぴっちり肩までかけて(笑)寝ましたけどね。
ちなみに寝ている時は湯たんぽは使いませんでした。これは暑くて蹴飛ばしてしまうからということと、朝も湯たんぽのお湯を沸かし夜も沸かすのでは負担になること、夜もしっかり靴下の重ねばきをしているから大丈夫、ということでそうしました。
半身浴はこの夏は比較的しっかりできたかな。その理由として、「半身浴中の過ごし方が変わった」から、でしょうか。
これまでのように、「半身浴中に何かしなきゃもったいない」という観念から、「本当の意味でリラックスする時間」に変わったことが私的には新鮮でした。ただこれは夏場だからできることで、冬は室内も寒いし、窓も開けていられないような状態でしょうから・・・^^;
もう少し、鈴虫の心地よい声を聞きながら、薄暗い浴室で、今しかできない半身浴を楽しみたいと思います。
冷えとりの夏2015はこんな感じでした。昨年の夏に比べると、過ごし方が少し変ったように思えます。これも冷えとりを長く続けていくうえでの必然的な変化なのでしょうか。
そろそろ季節は本格的に秋に突入です。秋のめんげんと言えば「肺」、大腸や皮膚にも関係しているため、春ほどではないにせよ、アレルギー症状が出たり、湿疹などが出る人も多いようです。
突然の湿疹って・・・つい慌てちゃいますが^^;
参照:冷えとりめんげん湿疹 腕に出ました・・・左腕がひどいです
「あぁ、秋だからね」と余裕で対処したいものです。