元々、どんな靴を履いても靴擦れが出来てしまい、出かけた先で靴擦れの痛みに耐えかねて帰ってきたことも何度もありました。
当時はおしゃれを優先して我慢をしていたことも多かったのですが、冷えとりを始めた今も靴選びの難しさを日々感じています。
特に私は何でも通販で買い物をすることが多いので、足に靴を合わせるというよりも、靴に足を合わせる方が多くなっているよう気がします・・・
靴屋さんで実際に履いてみることの大切さ
それには理由もあって、私のような靴擦れがしやすい足には少し大きめな靴を買い、靴下で調整する方が向いていたからです。
これにより靴擦れをする回数は激減しました。冷えとりを始めてからはもちろん靴擦れをしたことは一度もありません。
ただ、大き目の靴を買うことで何度か「あれっ?」と感じたことはありました。
例えばウォーキングシューズを買い替えた時、これもいつものように実際の足のサイズよりは大きめな靴を購入し、靴下を二枚重ね履きすることで、靴擦れを防止しなおかつ衝撃を吸収していると思っていました。
しかし、その靴を履いて山を歩いていた時、当然のことながら登り道は体重がどうしても後ろに傾き、下りは前に傾くわけですが、靴の中でもある変化が起きていました。
それは、登りの時は靴の中で足がかかとの方に寄ってしまい、下り道はつま先に寄ってしまうということ。
普通に歩いている分には気にならないのですが、こんな風に本格的に歩こうとすると力の加わる部分が違うため、違和感を感じてしまうことになります。
もっと足にフィットした靴ならばそんなこともなかったのでしょうが、通販で購入するとこういうことになりかねません。
ただ、そんなことがあっても私はどうしても靴擦れが怖くて、履き心地が緩い靴を選んでしまいます。そしてそれは、山道は別としても何ら問題はないと思っていました。
でも昨日のNHKの情報番組「あさイチ」では、ゆるい靴を履くことで起きる、さまざまな身体への影響を特集していました。
例えば緩い靴を履いたことで起きる症状は
「靴の中で足が滑る」→魚の目やタコができやすい
「足の指の筋肉を使わない」→ゆるい靴は、足の指をあまり使っていない
「足裏の筋力が低下する」 →足の指をあまり使わないと、足裏の筋力が低下する
「足裏のアーチが崩れる」 →外反ぼしやひざ痛の原因に
「全身の筋力のバランスが崩れる」→腰痛や肩こり、さらには、顎関節症まで引き起こす
などなど。
VTRでは実際に、外反母趾により緩い靴を履き続けたことにより、30代にして杖で補助をしないと歩けない時があるというほどになってしまった女性を紹介していました。
ただしこの女性、足にフィットした靴に出会ったことでひざ痛が解消してしまったというのですから、たかが靴・・・とは言ってられなくなります。
それだけではありません。
緩い靴を履き続けると内臓にまで影響してくることがあり、胃のむかつきや便秘・ひどい生理痛を引き起こすこともあるのだとか!
冷えとりを始めてから、それまでの靴は全く入らなくなり、冷えとり用サイズの靴を買い直したわけですが、ついちょっとそこまでという時にはクロックスをサンダル代わりに履いてしまいます。
大きくてゆるくて、靴下を重ね履きしている足には履きやすくてちょうどいいのですが、確かに足の指をあまり使っていないし、足裏の筋力が低下するというのもわかる気がします。
なにより、大きいサンダルが脱げないようにする歩き方が定着してしまっていると感じ、少々恐ろしさを感じてしまいました(>_<)
冷えとり健康法をしていると多きサイズの靴を履くのは仕方がない事ですが、あくまでも靴の中で足が泳がないような、サイズが合った靴を選ぶことが重要ですね。
それには通販ではなく、いつもの重ね履きをした状態で靴屋さんに出向きフィッティングしてみることが大切ですね。
当然のことではありますが、冷えとりを続けているとあまりにも基本的なことをつい軽視しがちになりますね。
気をつけなきゃ★