冷えとり健康法では、おもに靴下の重ね履きと半身浴が推奨されています。
これは生活スタイルによってどちらかがなかなかできないという方も多いでしょう。
仕事を持っている方なら仕事中に靴下の重ね履きをすることが出来ず、家にいる間だけという方もいるでしょう。
半身浴も、冷えとりでは「長く入れば入るほど毒出し効果が高い」と言われていますが、家族がいるとお風呂を長い時間独占できない方もいるかもしれません。
自分の冷えとりがなかなか本格的にならないと思う方もいるかと思いますが、まずは冷えとりを始めただけでも、もっと言えば数ある健康法の中から冷えとりにたどり着けただけでも良いのではないかなと思うのです。
知っていれば一生もの。そんな価値がある冷えとり健康法だと思います。
できるものだけでも全然OK!ゆるゆる冷えとりを推奨するわけ
冷えとり健康法と言えば、
「あの靴下を何枚も重ね履きするやつ?」
「靴下の重ね履きのおかげで、ファッションが限られるんでしょ?」
という反応が少なくありません。
確かにそうですね。冷えとりと言えば靴下の重ね履きがパッと頭に浮かぶ人が多いくらい、それほどある意味「衝撃的」な図が頭に浮かぶのかもしれません。
私は現在、3枚の重ね履きが定着しています(内2枚は内絹外ウールなので1枚で2枚履いた効果があると言われています)が、本格的な人になると10枚以上重ね履きされている方も。
そうなるとやはり知らない方から見たらちょっとだけ異様な感じに見られることは否めません。私も10枚重ね履きをしていた時期がありますが、その足は「サリーちゃん状態」。
こんな知恵袋もありました!
女性らしさの象徴の一つとして「くびれ」がありますが、冷えとり健康法をしていたら、重ね履き10枚と言わなくてもくびれは失われます。
なにしろ足首を靴下で、それも何枚も重ね履きして隠してしまうわけですから、ファッションとしても男性受けは良くないかもしれません。
私はファッション性よりも心地良さを強く求めているし、幸いにもうちの旦那さんは私の冷えとりファッションのことは全く気にしていません。
元々、自然素材の服が好きだった事や、冷えとりをする前はチュニックとスパッツなど、ふんわりした服を着ていたので、冷えとりファッションになっても違和感がありませんでした。
しかし、普段はOLさんをしてストッキングとハイヒールがマストの方は、さすがに重ね履きどころか靴下をはくことさえ無理でしょう。
OLさんに限らなくても、普通に仕事をしている方で、仕事中も靴下の重ね履きができる状況にいるのはまれかもしれません。
じゃぁどんなに冷えとり健康法に興味があっても自分は冷えとりができない?
いえ、決してそんなことはありません。
このブログでも何度も書いていますが、まずは出来ることから・やりたいことからやってみることをお勧めします。
最初に書いた通り、冷えとりと言えば靴下の重ね履きが有名ですが、それだけが冷えとりではありません。さまざまな冷えとりの方法があります。
・家に帰ってきたら靴下の重ね履きをしてみる
・寝る時だけ靴下の重ね履きをしてみる
・週末だけ靴下の重ね履きをしてみる
・寒いと感じた時に靴下の重ね履きをする
・手浴・足浴をする(食器を洗っている時にお湯で手を温めるだけでもOK)
・頭寒足熱を意識して生活してみる
・湯たんぽを使ってみる
・スクワットや足の指でグーチョキパーなどの運動をしてみる
・食事をいつもの量より少しだけ控えてみる
・いつも車で行くところを歩いて行ってみる
・エスカレーターを使わずに階段を上ってみる
・家にいる時だけでも腹巻きをしてみる
・いつもの入浴を半身浴に変えてみる
・いつもより5分長く半身浴をしてみる
などなどなど、これら全てが冷えとりの初めの一歩です(^-^)
そして私が考える、究極の冷えとりとは・・・
冷えとり健康法を知ったこと!
今すぐ冷えとりを始めなくてもいいのです。生活環境はそれぞれ違うし、ちょっと敷居の高いルールもあるでしょう。
でも知ってさえいれば、その後生活環境が変わった時・体調を崩して不安になった時・これまで普通にやってきた事に疑問を感じた時などに、冷えとりのことを思い出すかもしれません。
その時こそ、あなたのベストな「冷えとりのタイミング」なのです!
だから、冷えとりは決まりごとが多くてなかなかできない・・・と思っている方も、冷えとりを知っているというだけでもう「ヒエラー」です(笑)
あとは何年でも心の中で寝かせてください。きっといつの間にか熟成し、
「そうだ、冷えとりしよう!」
とある日突然思う日がくるかも?
冷えとりができないと感じている方も、まずは冷えとりという女性の体の不調を和らげる方法があるという事を知っただけで現時点ではクリアです(^-^)
いつかまた、「その時」にお会いしましょ♪