冷えとり健康法を始めてこの秋で4年目に入りますが、いつも心がけているのは 【依存し過ぎないようにすること】 です。
ん? 冷えとり健康法をしているのに、冷えとりに依存し過ぎないようにって、なんか矛盾してる?
冷えとりに限らず「依存し過ぎない」ことは大切かも
A Cactus Flower for Capt. Suresh / Koshyk
これは、自分の性格やこれまでの経験上、冷えとりに限らずすべてのことに対してそんな風に接しています。私の特徴でもあるかも。
人づきあいもそうだし、思春期に入った子供や、元は他人である旦那さんに対してもそう。
一見冷たいように思われるかもしれませんが、少し離れたところから自分を見ることで、何に対しても冷静になれる気がするのです。
そう、ちょうど物事を鳥瞰図で見ているようなイメージでしょうか。
そして、こんな質問を見かけました。
なかなか気持ちが良いので、今後は職場や外出時でも着用できるよう、靴や洋服を揃えたいと思っております。
問題は上級者になると靴下の枚数がさらに増えるなど、冷えとりファッションがエスカレートするという話が多々見受けられる点です。
本音を言えば、靴下に依存しなくても健康に暮らせる生活を目指したいですし、スカートとハイヒールといったおしゃれもしたいのです。このような私が冷えとり健康法を試すのは間違っているのでしょうか?
それとも同時に並行して運動や食事で靴下依存は改善できるのでしょうか?
体験者の方、詳しい方がいらしゃれば教えて下さ。(「発言小町」より)
これ、とてもよくわかります。
質問は2013年9月のものなので、質問者さんがその後どんなふうに冷えとり健康法をとらえたか結果はわかりませんが、この質問を読んで私も、「そうだよね~」と思うことがあったので取り上げてみました。
冷えとり健康法を始めてから少し経った頃、確かに私ものめり込んでいた時期がありました。 靴下も
「10枚履かなきゃ冷えとりじゃない!!」
な~んてうっすら思っていたこともあったし、10枚履けていない自分を残念に思っていたし。
ただ、質問者さんがおっしゃられている
「冷えとりファッションがエスカレート」
という部分、よーーくわかるのです。
冷えとりはしたい、だけど、靴下を10枚前後重ねばきした場合、どうしても冷えとりファッションに何らかの支障が出てきます。
靴もそうだし、もっさりしてしまった足元を隠したくなるようなボトムスを探してしまうし。
それらを個性的に着こなせるファッション能力があれば別ですが、私などがチャレンジしたところで、どうもちぐはぐなファッションになってしまいます。
そしてそこでまた自己嫌悪^^;
この冷えとりをしてきた3年半は、ずっとそんなことで悩んできました。
そして、漠然としたこの不安。
「私は一生、冷えとり健康法に依存していかなくてはならないのだろうか?」
いえ、一生冷えとりをしていくのはいいんです。 それは自分が靴下を重ね履きしていて気持ちいいから続けていることだし、半身浴だって汗をかく最適なツールだと思うし。
ただやっぱり、一般的な許容範囲を超える枚数の靴下を履くことを、ずっと続けられるかどうかと言えば・・・わかりません。
そう考えていくと、私には靴下4枚の重ねばきがちょうどいいのでは?と思いはじめ、それを3月から実践・検証した結果、
「靴下の重ねばきは4枚、あとは体調や気温を考えて臨機応変に」
というところに落ち着きました。
そして、靴下の重ね履きだけに依存しないで済むように、踏み台昇降をしたり、スロージョギングをしたり するようになったのです。
冷えとり健康法と言えば、靴下の重ね履きということばかりがクローズアップされがちですが、進藤先生の著書にも、「食事」「運動」も大事だとちゃんと書かれています。
私も冷えとりを始めてからなかなか運動で冷えとりをするという気持ちになれなかったのですが、「靴下だけに依存したくない」 という気持ちの変化から、流れ流れて自然な形で運動に辿り着けたのです。
今は運動をして汗をかくのが気持ちいいし、お風呂上がりにさっぱりとした洗い立ての靴下を4枚重ね履きするのも気持ちいいし、靴下4枚程度なら、周りから見てもさほど違和感がないと思うし、なんだかすべてがま~るく納まったような気がしています。
多分、今の時点ではこれが私にとっての一番ベストな冷えとり健康法なのでしょうね。
依存した時期があったからこそ、少し離れた視線で自分を見つめなおすことができた、という感じ。
そう思うと、まずはのめり込んでみることも大切なのかもしれませんね。
そこから気づく何かがきっとあるはず!