昨日のブログに、エコノミークラス症候群が予防できるといわれる体操を紹介しました。
しかしエコノミー症候群と思われる患者さんはその後も増え、済生会熊本病院の中尾浩一副院長は「経験したことのない、きわめて異常な状況。非常に危機感を感じている」と話しているのだそうです。
昨日の書いた通り、エコノミー症候群(肺塞栓症)が災害時に多くなる理由として、狭い車内でじっとして過ごす・水分を摂らない・トイレに行かないなどがあります。
夜間も大型の車で横になれる環境であればいいのですが、運転席や助手席に座ったままで眠らなくてはならない場合もおおいでしょう。
これがエコノミー症候群が起こりやすい状況です。せめて足が伸ばせれば・・・と素人考えではありますが、そう思わずにはいられません。
しかし昨日、大阪府にあるのメーカーから「段ボールベッド」の提供があったのだそうです。
これは床で雑魚寝をしなくて済むようにと、社長が東日本大震災の際にに考案したものなのだとか。
Jパックスの暖段はこベッド
段ボールベッドは正確な商品名は「暖段はこベッド」というそうです。
段ボールベッドは、災害時の避難所生活において床のほこりを吸って感染症にかかったり、起き上がりにくいということから運動不足になって体調を崩したりするのを予防する効果もあるのだとか。
プライバシーに配慮して高さ約50センチの仕切りがあるのも魅力的です。
また、以下に紹介したのはアウトドア用品のメーカー「LOGOS」から販売されている段ボールベッドですが、よく見ると「暖段はこベッド」とありました。
布団とは違い寝心地は比べようもありませんが、これだけエコノミー症候群が多くなってきているからには「横になって眠れる」という点で評価されるべきものだと思います。
また、同サイトには「段ボールベッドの作り方」とあり、あくまでも同社の製品における「組み立て方」を掲載しています。
が、この頑強にするテクニックは普通の段ボールでも応用できるのではないか?と思うのです。避難所にはもしかしたら段ボールが多めにあるかもしれません。
体調の悪い方だけでもこんな簡易ベッドを作る知識を持っている方がいれば・・・と思ったので、ここに記録しておきます。巡り巡っていつの日かどなたかの役にたつように。
・・・とはいえ、避難所の雑魚寝でもぎゅうぎゅう詰めになっている場合、段ボールベッドの設置は難しい部分もありますね・・・
とにかく早く、一連の地震活動の収束を祈るばかりです。