熊本で大きな地震が起きてから数日たち、被害の状況がわかってきました。
地震の規模からすると、悲しいけれど小さな被害では済まないことは予想できましたが、実際にそれを目で耳で知ってしまうと、やるせない気持ちでいっぱいです。
しかも未だに大きな余震が続き、地震の終息が全く見えない今、住んでいる方々のお気持ちを考えるととても苦しいです。
とはいえ、いくらここで被災されている方の気持ちを想像し綴ったところで何の解決にもなりません。私たちは私たちで、今現在被災をしていない人間のできることをしなければと思います。
東北の地震の際もボランティアに行きたかったのですが、実際にはなかなかそうはいきませんでした。
だからボランティアに行ける状態の方にお任せしたいと思います。今はまだ受け入れができる状態ではないでしょうが、もう少し落ち着いて体制が整えば、行ける方はぜひお手伝いをしてあげて欲しいと思います。
また、私もそうですが子育て世代の、特にお子さんがまだ幼児の場合に困るのは紙おむつでしょう。そしてそれを被災地に送ってあげたいという気持ちもよくわかります。
しかし余震はいまだに続き終わりは見えない中、交通のインフラは混乱したまま。例え善意の物資を送り届けたくても、それが対象者に届くのはまだ先のこと。
となると私たちにできる支援は何なのか。
今はSNSでいろいろな情報を拡散できる時代なので、東北の地震の経験者がその時の体験を踏まえたアドバイスなども送っているそうです。
被災したことのない人間が、いくら良かれと思うことも、それが本当にためになるのかどうかはわからないもの。だからこうした知恵の拡散はとても素晴らしいと思います。
とはいえ、ネットに繋がるには電源が必要。特に避難所生活を余儀なくされている方たちにとっては、貴重なスマホの電池残量は連絡用に取っておきたいものだと想像できます。
では私たちにできることとはいったい何なのでしょう?
本当に申し訳ないけれど、今できる事は寄付しかないのかなと思います。
もちろん今後は状況が変化して、それ以外の支援方法も増えてくることでしょう。
ただ、今はもしかしたら義援金が今できる最良の支援なのかもしれない、と思うのです。
被災されている方にはこんなことした思いつかなくて本当に申し訳ないですが、今できる精いっぱいのことをやらせてくださいと言いたいです。
◆義援金の受付先
これはほんの一部です。今後もさまざまな受け入れ先が出てくると思うので、ご自身の判断で決めてみてください。悲しいかな、こんな状況下すらも利用する輩は出てきます。どうか、ご自分の正しい判断で「届く寄付」を。
そしてこれは私の個人的な考えではありますが、テレビのニュースはあまり見ないようにしています。見ても何も変わらないから、というのがその理由です。自分なりの支援をする、と決めたらもうこれ以上悲しい映像や辛いニュースは耳に入れたくないのです。
以前何かで読んだことがあります。人々が求めることが起こってしまうのだと。
悲惨なニュースは多くの人たちが興味を持ってそのニュースに釘付けになります。
それは結果的に「悲しい話をさらに引き寄せてしまう」のだそうです。これも実は引き寄せの法則だったりします。悲しい方の引き寄せです。
マザーテレサは昔、
「戦争反対の決起集会には行きません。でも平和集会には呼んでください」
と言っていたのだそうです。
戦争反対!と多くの人が強い気持ちで叫ぶと、それは戦争を引き寄せてしまうけれど、多くの人が平和を望めば、平和を引き寄せる・・・という考えですね。
どちらも戦争を反対し世界平和を願ってのことなのに、焦点をどこに合わせるかで引き寄せるものが大きく変わってしまうのだそうです。
だから私はニュースは見ずに、地震が収束し人々に笑顔が戻った様子に大変だったけど全部終わって良かったね、と思うイメージをしています。
できる事をしていきましょう。
起こってしまったことに焦点をあてず、明るい未来に焦点をあわせましょう。