先日、こんなニュースを読みました。
ノンシリコン vs シリコン効能をめぐりシャンプー論争勃発
薬局やスーパーの店頭を占拠し、ネット上でも話題となっている「ノンシリコンシャンプー」。
髪や地肌にやさしいという宣伝や口コミで人気を集めてブームになっているのに対し、
シリコン入りのシャンプーを多数販売している大手メーカーは「シリコン入りでも問題はない」と見解を出して反撃している。消費者は何を信じてシャンプーを選べばいいのだろうか。
そういえば最近、テレビCMを見ていても、
やたらとノンシリコンを売りにしたシャンプーを見かけます。
私はあまりドラッグストア等に行かないのですが、
何年か前から、陳列棚に並ぶ他の商品とは価格帯が異なるシャンプーを目にすることがありました。
当時はまだハーブシャンプーどころか冷えとりの存在も知らない頃ですから、
髪にいいと聞いてちょっと心が動いたのですが・・・
さすがに何十年もいろいろなシャンプージプシーをしていて、
「何を使ってもムダ」
という経験のもと、手にとったシャンプーを棚に戻した記憶があります。
その頃から徐々にノンシリコンブームのようなものがあったのでしょうか。
今では人気の女優さんやタレントさんがCMキャラクターを務めているほどです。
ところで、ものすごーく基本的なことですが、
そもそも「シリコン」「ノンシリコン」って何?って話。
美容関係にうとい私には、その二つを説明しろと言われても
無理無理無理。
ただ、イメージ的に、
シリコンシャンプー=髪が美しくなるけれど害がある
ノンシリコンシャンプー=害なく美しく
という漠然としたイメージがあります。
これはきっと、
CM等の文言に私がまんまと踊らされているのでしょうね。
ノンシリコンの宣伝はやや過激な場合がある。
従来から販売されているシャンプーの多くはシリコンが配合されており、
シリコン配合のシャンプーを“悪者”として扱っている。
「シリコンは地肌の毛穴に詰まる」
「シリコンはパーマ・ヘアカラーに悪影響を与える」
「シリコンは有効成分の浸透を妨げる」などのトラブルが発生しやすいと指摘し、ノンシリコンは髪や地肌にやさしいと主張するわけだ。
確かに・・・過激。
そこに待ったをかけたのが、
これまでシリコンシャンプー推ししていたシャンプーメーカー。
「通常の使用方法で、地肌の毛穴のつまりを起すことはなく、成分の浸透を妨げることがないことを確認しています」
「シリコン配合有無によるパーマ・ヘアカラーの効果の違いは見られません」
「シリコンが抜け毛やダメージの原因になるという考え方が広まっています。しかし実際には、シリコンが毛穴に詰まったり、毛髪や地肌に悪影響を及ぼすことはありません」
「シリコン配合のシャンプーとシリコンを配合していないシャンプーでは、どちらも毛髪や地肌に悪い影響を及ぼすことはありません」
まさに真っ向からの対決。
この記事、最後は
「シリコン入り、ノンリシコンという言葉に振り回されず、効能を見て、実際に使いながら、自分に合ったシャンプーを選ぼう。」
と締めくくっています。
まぁ・・・そうするしかないですよね^^;
私が冷えとりを知らず、ハーブシャンプーの存在も知らなかったときだったら、
きっと
「どっちがいいの!?」
と悩んだだろうなぁと思います。
で、どっちも使ってどっちもたいした結果は出なくて、
「やっぱり縮毛矯正をかけるしかない」
と、結局そこに戻るだろうなぁと容易に想像ができます。
でもハーブシャンプーを知った今は、
どんな美味しい(そうな)誘い文句にも、フラフラと寄って行くようなことはなくなりました。
これ、なかなかさっぱりしてていいですよ。
私のように優柔不断な人間は、
「これ以外は使う気にならない」
という商品を見つけちゃうと本当に楽。
いちいち悩まずにすみます。
立ち止まらなくていいから、すいすい先に進めるというか。
商売ですから、どちらも
「うちの商品が」「いやうちの商品が」
となるのはわかります。
結局は消費者が賢く選ばなければならないということも。
でもそこには、あくまでも消費者の立場に立った商品作りがあってこそのこと。
そしてその企業努力が、さらには経済の発展にもつながってくるのでしょうし。
・・・なんて、ずいぶんと話が大きくなりましたが。
「いいニュースは小さな声で語られる」
これ、村上春樹さんの小説の中に出てきた言葉ですが、
私も常々そう思っています。
自分の耳を「小さな声」にチューニングにあわせると、
次から次に良いニュースが入ってきますよ^^